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【天体観測】カシオペヤ座の散光星雲NGC7635「バブル星雲」を撮影しました。(修正箇所あり)

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撮影に至る経緯

カシオペヤ座に「カシオペヤ座の塩コショウ星団」という絶対に見なければならない散開星団があります。形がどんなのか知りたい!

しかし、画角に入れてみると、思わぬDSOを同時に捉えることになりました。
それがカシオペヤ座の散光星雲NGC7635「バブル星雲」でした。
どちらを撮影するか、迷いましたが、この星雲は、HⅡ領域、赤い星雲です。

ステラリウムで確認したところ、大きさも管理人のASI462MCに収まりそうです。
そんな条件の赤い星雲を逃すわけにはいかないので、バブル星雲を選択しました。

↓バブル星雲を追尾・撮影する、ビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒SV503 102ED

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撮影・撮像の経過及び結果

恒星のピント合わせ

ベガと、バーティノフマスクとSharpCapのフォーカス支援機能を使って、設定しました。
なかなかピントが合わず、苦労しました。↓のようなグラフが続きます。
仕方なく、下記のグラフの段階でピント固定しました。

↓合っているように見えるんですが・・・

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定の状況

極軸設定も苦労しました。決まる時はサクっと決まるのですが、決まらない場合との違いがどこにあるのか分からないでいます。
設定誤差は14″にまで追い込みました。excellent!

自動追尾の状況

全く申し分ない自動追尾でした。1時間15分の追尾をほぼ完璧に行い切りました。
気分がいいです。

基準恒星と目標天体の導入

カシオペヤ座の塩コショウ星団のすぐ近く、バブル星雲(撮影時の狙いは塩コショウ星雲だったが)はあります。位置は赤経23h20m、赤緯+61°11′です。
カシオペヤ座も良く見えなかったので、仕方なくはくちょう座のデネブ(等級1.25、赤経20h41m、赤緯+45°16′)を基準恒星にしました。
導入は、一度のトライで成功しました。塩コショウ星雲とバブル星雲を同時に(笑)

↓デネブです。いつもきれいです。

撮影の結果・撮像の経過及び結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN250、15秒間のフレーム300枚を撮影・全てをDeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:GIMPによるノイズ軽減・トーンカーブ調整、FlatAideProによるフラット補正
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年6月8日水曜日

撮影の結果

編集無しでここまでの出来で満足しています。バブル星雲らしき赤い雲も見えています。

撮像の経過と結果

フラット補正

元画像は若干カブリ気味でしたので、FlatAideProによるフラット補正を行いました。色は均質になったと思います。

色レベル調整→完成

全体的に華やかさが足りなかったので、GIMPの色レベル調整で炙り出しをしました。
あれが泡か、と思われる構造も分かります。
これで完成とします。

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まとめ

昨夜は偶然にも、赤い星雲に出会うことができ、幸運でした。
ここのところ、撮影も好調です。
梅雨に入る前に、たくさん撮影しておきたいと思います。

残念ながら、泡の感じを捉えることはできませんでした。いつかフィルターを使うようになった時に見られるといいなあ。

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