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【天体観測機器レビュー】2インチレデューサー、2インチUV/IRカットフィルターなどがやってきた

天体観測器具レビュー
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概略

せっかく画角の広いASI294MCを買ったので、周辺の器具の2インチ化を進めています。訪問者様のアドバイスもありがたいです。



最終の目標は、ASI294MCと2インチのデュアルナロウバンドフィルター、×0.5レデューサーの組み合わせを実現することです。

取り付けはうまくいって良かったのですが、収差が出ました。無視できない収差です。

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収差と機器

早速どんな画像ができたのかですが、ASI294MCに1.25インチの機器を付けた場合、2インチの機器を付けた場合で比べてみますと・・・

①2インチで組み上げた機器で撮影したもの。

②1.25インチの機器で組み上げたもの

明るさが違うので単純に比較できないのですが、ケラレ(だと思う)は明らかに⓵のほうが薄い。
しかし、これからワープに入るのかとも思わせるように、星が放射状になっています。ケラレは無視しようと思えばできますが、所期の目的を達せられないし、放射状の収差は無視できません。

組み上げた機器

2インチ

左からASI294MC、M42・M48変換アダプター、×0/5レデューサー、UV/IRカットフィルター です。

これらを以下のように組み上げます。(この時はフィルタードロワーの納品待ちでした)。

このスリーブなら2インチで、センサーを遮っていないように見えたのですが、ケラレがでてしまってショックでした。

↓上から見るとこんな感じで、センサーを遮ってないし、ドローチューブとほぼ同じ幅なのに・・・

やっぱりこのアダプター↓の背が高いのだろうか・・・
一か八かで、今リング状の薄いアダプターの納品を待っているところです。

参考:1.25インチ組み

一番上がUV/IRカットフィルター、その下が×0.5レデューサー、その下がASI294MCです。

↓これを真上から見たものですが、やはりセンサーを隠していますね。これはもう諦めはつきます。
スリーブが低いので何とかなっているのでしょう。

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まとめ

今回仕入れた機器のファーストライト?は、ちょっと失敗してます。
明日納品されるリング状アダプターが良い結果を出してくれるとよいのですが。
どうかなあ。
ワープの星痕は妥協できませんので、難しいところです。

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コメント

  1. UTO より:

    以前にも書いたかもしれませんが・・・センサーの面積が大きくなると、収差補正が大変になるので、レデューサレンズは専用品でないと厳しいと思います。
    SVBONYからも専用品が出てますしね。

    4/3型フォーマットなので、KenkoクローズアップACあたりを使ってみる手はありますが、さすがに×0.5倍レデューサは無理があるかと思います。

    • sanpojin より:

      UTOさん、ありがとうございます!
      そしてすみません!確かにコメントとアドバイスをいただいてました。
      アドバイスを無駄にしてしまい、すみません!

      専用品、確かに出てます。kenkoのも調べてみます。

      本当にすみませんでした。

  2. シベット より:

    たびたび失礼いたします。いろいろな試行錯誤を楽しまれている様子が記事から伝わってきます!

    さて、まず周辺減光の問題ですがSVBONY SV503 100EDのドローチューブ内径の制限ではないかと想像します。当方、SVBONY SV503 70EDを使っておりますが、100と70の接眼部が同等品と仮定すると100の方がより周辺減光が大きくなるのではないでしょうか。いずれにせよ4/3”センサーの全面をカバーするほどイメージサークルがないと思います。
    http://uwakinabokura.livedoor.blog/archives/15420257.html
    わざとピンボケにして周辺星像を見るとケラれの状況がわかります。
    SV550のような大径ドローチューブの鏡筒ですと、センサー直前に1.25”フィルターを装着しても4/3″センサーでのケラれはありませんでした。

    次に周辺星像が放射状に延びる件ですが、結論から言うとレデューサーの「汎用品」はありえなく、対物のスペックにアジャストした品を組み合わせなければなりませんので、UTOさんのおっしゃるように専用レデューサーを使うのが正解と思います。代用品でもそれなりに行けますが性能は相当落ちます。
    http://uwakinabokura.livedoor.blog/archives/15397745.html
    ただ現在お使いのカサイ2”レデューサーももう少し最適化はできそうですね。放射状に延びる場合はレデューサーと焦点面の距離を長くするといいかもしれません。長くし過ぎると今度は周辺星像が視野中心に対して円周状になりますので、その中間の「落としどころ」を探ります。運が良ければちょっとピンボケ肥大に肥大した周辺星像でおさまりますが、十字状になることが多いです。この辺が許容できなければ専用レデューサーの導入もやむなしかと。

    しかし、この辺のああでもない、こうでもない、が一番楽しいところと思いますので、ぜひとも運用を楽しんでください!

    長文失礼いたしました。

    • sanpojin より:

      シベットさん、コメントとアドバイス、本当にありがとうございます。

      SV530でケラレが起こるわけがよくわかりました。これはもう防ぎようがないですね。せめて専用のフラットナーが欲しいので、昨夜ぽちっとしてしまいました。
      やはり、これくらいのセンサーサイズで汎用品はないんですね。汎用品はどんな鏡筒・カメラにも使えると思っていました。UTOさんのコメントをはじめ、身をもって勉強になりました。
      笠井トレーディングのもまったく意味がないのではないのですね。今回もアダプターを薄いものに変えてみましたが、もっと研究してみても良いかもですね。

      どこで妥協するかが大切のようですね。しかし、センサーサイズが大きくなると本当に難易度が増しますね。ASI462の時はほとんど何も考えずに撮影してました。

      シベットさん、またいらしてくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。

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