目次
経緯
いつごろからだったか、追尾誤差が気になり始めたのは。
今年の3月頃かららしい。
この頃は、SharpCapの極軸設定機能も知らず、ドリフト法のみに頼っていました。
しかし、やはり極軸設定はきちんできていなかったのでしょう。
一昨日の実験結果は、
良好なものでした。管理人にとって十分許容範囲でした。
これはきよりんさんがオーバーホールしていただけたおかげだと思います。
NEWポラリス赤道儀については、ピリオディックモーション値を算出しています。
±38.925″.
市販の望遠鏡では、精度が悪い方でした。
スーパーポラリス赤道儀の場合はどうなんでしょうね。
スーパーポラリス赤道儀のピリオディックモーション値
とは書いたものの、計測できていません。
まあ、これまでの計測は、NEWポラリス赤道儀の追尾誤差の検証実験を目的としていたので、当然なのですが、考えてみると、一昨日の実験は、NEWポラリス赤道儀にSV503 102EDを載せて実験すべきでした。
三コマの撮影が良好なのは、きよりんさんが、整備してくれていたおかげで、これまで整備を全くしていないNEWポラリス赤道儀とは違うのです。
一昨日の実験は、そういう意味で、あまり意味のない記録になってしまいました。
比較するための参考値、そんなところです。
しかし、今後の観測のため、スーパーポラリス赤道儀のピリオディックモーション値も計測してみたいと思っています。
とにかくこの雨では・・・
当面の追尾誤差実験
惑星・月・DSO観測は、スーパーポラリス赤道儀とSV503 102ED、MD-6が引き受けます。
太陽観測は、NEWポラリス赤道儀と80M、MD-5が引き受けます。
したがって、NEWポラリス赤道儀の追尾誤差軽減の努力は続けないといけません。
撮影については露出時間の短さから、極軸設定やピリオディックモーションなどは問題とならないと思いますが、眼視、太陽投影板による観測は、相当時間をかけてゆっくり行いたいので、太陽が簡単に視野から逃げて行かれても困りますから。(暑そうですが)
①東西方向のズレの方向に規則性があり、時間に比例して大きくなっているか。
一昨日スーパーポラリス赤道儀で行いましたが、立ち上がりの10分が誤差が大きかったという結果でした。
これをNEWポラリス赤道儀で実施すべきでした。
②南中以降の天体撮影の場合、望遠鏡を東側・ウェイトを西側にした時、ズレの方向に変化があるか。
これは面白そうなので、すぐにでも実施したいと思います。ズレの方向の変化を早く知りたいと思います。
③短時間ライブスタックを複数コマ撮影
スーパーポラリスで実施しました。実施して分かったのですが、
①一回の撮影ごとにリセットして最初から撮影開始
⓶10分ごとに画像保存し、リセットせずに、総スタック時間30分まで撮影する。
この二つが必要です。
スーパーポラリス赤道儀では①しか実施していませんが、②も行わないと、追尾誤差の規則性は分かりません。
番外:ベランダへの三脚設置位置マーキング
太陽観測に関して、昼は星が見えませんので、ドリフト法を行うことができません。
夜の間に、極軸設定した三脚の位置をマーキングしておかないといけません。
これは、過去に行ったのですが、プチ遠征で望遠鏡を分解したら、マーキングの位置では極軸設定がなされなくなり、現在に至っています。
太陽観測グッズが、まだ足りない:ソーラーファインダー
太陽の導入はファインダーにフィルターを装着して行います。
しかし、カメラde遊ingさんから、便利グッズのご紹介がありました。
テレビュー 太陽ファインダー ソルサーチャー
税込み6,600円。
うーん、この価格、地味に痛い。
しかしこのファインダーは、横から覗くことで太陽を導入することができます。
暑いさなか、体を曲げて、天頂付近の太陽を見て導入するのは大変です。
それに太陽を見なくてよいので、安全な観測が出来ます。
そんな時にもってこいのグッズです。
予算の問題もありますが、80Mのどこに取り付けるか、という問題があります。
第一候補は、80Mの鏡筒バンドの上です。ねじが一つ切ってありますから、ここに設置できるだろうか。
色々調べましたが、光軸に平行なフラット面があればネジ加工で簡単に取り付けることができるとのこと。
ソルサーチャーの画像をよく見るとネジが二つ見えます。80Mのねじサイズはインチサイズ一つでした。取り付けられるかどうかです。
それとも、DIYで装着用プレートを作るか。
これ、欲しいけど、迷います。
これ以上雨が続くと、ストレスでポチってしまいそうです。
まとめ
引き続き、NEWポラリス赤道儀+SV503 102ED+MD-5の追尾誤差の検証を続けます。
言い訳がましいですが、とにかく、天候が回復してくれないと何ともなりません。
晴れた日が続くようになったら、精力的に実験を続けたいと思います。
テレビュー太陽ファインダー ソルサーチャー については継続検討です。SV503 102EDの導入でかなり予算オーバーしており、少し気になる金額です。
結局は、予算か・・・
コメント
【出費しない方法】
(1)主鏡にはソーラーフィルターを付け、ファインダーには何もしない。
(2)鏡筒(ファインダー)の影が小さくなるように望遠鏡を動かす。
(3)ファインダーを通り抜けた太陽の光が、ファインダーの光軸上にくるように望遠鏡を
微調整する。(10cm位離れた白紙等に投影する。太陽像はボケているが気にしない。)
(4)ファインダーの対物側にキャップをかぶせる。
※事故防止のため、太陽観察時はファインダーを覗く行動をとらない。
まいくろさん、こんばんは。
なるほど、ファインダーの光を利用するわけですね。それなら出費は必要ないですね。
一応ファインダー用のフィルターカバーも作成したので、ファインダーをつかおうと思っていたのですが、太陽が天頂近くにあると苦しいですもんね。
これが一番良い方法かなあ。
>>③短時間ライブスタックを複数コマ撮影
>>
>>スーパーポラリスで実施しました。実施して分かったのですが、
>>①一回の撮影ごとにリセットして最初から撮影開始
>>②10分ごとに画像保存し、リセットせずに、総スタック時間30分まで撮影する。
②は想定していませんでした。あくまで①の10分露出の複数画像を比較するだけで、望遠
鏡の向きの変化を知ることができる、というのが私の考えです。
まいくろさん、ありがとうございます。
私も最初は想定していなかったのですが、何かわかるかなと思い、②をやってみたいと思います。
でも、複数コマ撮影を多く行う方が、いろいろわかりますかね。何だか。いろいろやってみて答えが出ればそれで良いと思います。
ノータッチガイドで30分の撮影をしているというシビアな条件の下で撮影した結果の追尾誤差というのは明らかにあります。
ヤフオクに出てますよ
2021.08.22(日)20:31までですが
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l1001121717
dummyさん、こんにちは。情報ありがとうございます。
これはお得ですね。迷うなあ。今日、フィルターかぶせて天頂付近の太陽を導入したら、首が痛くなりました。やっぱりこんな便利グッズが
必要だと思います。
入札してみようかなあ。
ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
入札しました。2601円です。