梅雨真っ盛りですが、そのうち暑い夏がやってきますね。太陽ギラギラの。。。
太陽の観測は昼に行うことから、足元、手元が明るく、いろいろ良い点があるのですが、相手は灼熱の太陽、甘くみていると大怪我をしますから気をつけてくださいね。特に直視は禁物ですよ。たとえ、雲を通してみたとしても、赤外線や熱線を通してしまいます。
太陽の観測は、太陽面に現れる黒点の観測が楽しみでしょう。太陽の前を金星や水星が通過する日面通過はいずれお話しする機会があるでしょう。
太陽の観測方法はいくつかあります。太陽観測用減光フィルターを望遠鏡の対物レンズの前に装着して、望遠鏡の接眼部を直視して観測する方法があります。直視法と言いますが、これ、管理人が高校生の頃には、やり方こそ違えど、当たり前だったんですけど、現在では推奨されないんですね。昔のやり方はというと、
昔はある意味危機管理に無頓着だったんですかね。
次は投影法ですが、望遠鏡で捉えた太陽像が、接眼部から出る太陽の白い光を、接眼部から距離を置いてつけた太陽投影板に写して観測することができます。これであれば、万が一目を痛めることもありませんし、みんなで仲良く観測することができます。先だっての部分日食の観測にも最適だったでしょう。残念ながら管理人は太陽投影版を持っていません。
なお、今は太陽観測用望遠鏡というものが売っているらしいです。今度調べてみたいと思います。
さて、一番安全な投影法の準備です。極軸に合わせた赤道儀、三脚、天体望遠鏡、中倍率の接眼レンズ、太陽投影版、できればモータードライブを揃えましょう。
赤道儀の赤経軸、赤緯軸を動かして、太陽が太陽投影板の真ん中に映るようにして、ピントを合わせます。そしてモータードライブON。投影像は15センチくらい、そして、投影版の上に15センチくらいの円を書いた紙を準備してスケッチをします。
黒点は、太陽の強い磁場によって発生します。黒点の中の特に暗い部分を暗部、暗部を取り巻くやや明るい部分を半暗部と呼びます。また、黒点はしばしば複数個が集まった状態で現れることが多く、このような黒点の集まりは黒点群と呼ばれます。黒点群は黒点の集まりのことを指します。黒点が暗いのは、その温度が約4,000℃と普通の太陽表面温度(約6,000℃)に比べて低いためでです。
スケッチでは、出来るだけ正確に書きます。黒点の周りに半暗部があったら、薄めにスケッチすることが良いです。輪郭だけをスケッチする手法の人も多いようです。
では早速観測を。。。
無い!黒点がない!
実は、太陽は今、太陽黒点活動が小康状態にあるのです。太陽全体では約11年の周期で、表面にあらわれる黒点の数は増減し、黒点周期、または太陽の活動周期とよばれます。黒点が多い時期を活動極大期といいます。
過去に11年3ヶ月小康期が続いた時期とし酷似ていると言われており、今の小康期はすでにそれを上回っています。
というわけで、今は残念ながら、我慢の時ですね。しかも梅雨のせいで全く観測できませんしね。黒点見たいですね。
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