目次
撮影に至る経緯
太陽観測は、NEWポラリス80Mを専用機としたものの、なかなか昼間に望遠鏡を出すことがなくて・・・。
明らかに億劫になってしまったようです。
言い訳させてもらえば、都合の良い時間と、雲の出ていない時間が一致していないということもあります。
先日、とても良く晴れた日曜日があったので、久しぶりにNEWポラリス80Mをベランダに出してみました。
偶然にも、まずまずの黒点数に恵まれました。やはり、晴れた休日は積極的に太陽観測をしないといけませんね。
月は、撮影に自信がなく、特にピントがきりっとすることがなく、敬遠していました。
しかし、2022年に入って、心を入れ替えて、管理人の天体観測の原点である月を何度か撮影しました。
今回は、これら月や太陽の画像を掲載します。
月
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター使用
2022年1月7日撮影
月齢4.4の月。
やはりピントが甘いようで、のっぺり感があります。Wavelet処理に助けられている感じです。
もう少しシャープに写さないと、月の美しさが引き立ちません。
2022年1月10日撮影
月齢7.4の月。
この画像は、まずまずの出来かもしれません。クレーターの凹凸がはっきりしています。
これくらいの月がコンスタントに撮影できればと思います。
2022年1月16日撮影
月齢13.4の月
管理人の夜の観測用のカメラ、ASI462MCの画角だと、これくらいの月が、画角に収まる限界になります。
発色も良いし、まずまず良い画像だと思います。
SVBONY社SV503 102EDは、月の周りの色収差が消えないと言われていましたが、今のところその色収差を見たことがありません。直焦点撮影だからでしょうか。
ティコの存在感がすごいですね。
太陽 2022年1月16日撮影14時20分頃
[撮影、画像処理に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社NEWポラリス赤道儀
鏡筒:ビクセン社80M(D=80mm、f=910mm、F値11.4、アクロマートオールコート)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI120MC-S
自動追尾:ビクセン社MD-5
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:、広範囲画像は×0.5レデューサー使用
画像①
この日は、偶然にも黒点の多い日でした。望遠鏡を出していないといっても、出したけど黒点がなかったという日はぽつぽつとあったのです。この日はラッキーでした。
少々ピントが甘いです。
画像⓶
画僧①の拡大(レデューサー取り外し)をしたものです。
良かったです、黒点に会えて。
これもピントが甘いです。次回の撮影ではきりっとした太陽を撮影したいと思います。
まとめ
太陽や月を観測してみると、高校生の頃を思い出します。
初めて望遠鏡で見たのは月、身近だったのは太陽でしたでしょうから。
惑星だけでななく、月も太陽も、ピント合わせで頭を悩ませてくれます。
今回特に太陽は、イマイチでした。
太陽のエッジに頼りすぎたのです。もっとしっかり黒点を見なければいけなかった。
今回の反省点です。
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