撮影に至る経緯
このところ、昼間は雪交じりのことも多くて、土日の昼間も、太陽が見えたり見えなかったりしています。
しかし、前の日曜日は、薄曇りではなく、雲がない部分は快晴でしたので、1分間の撮影時間は確保できるかもしれないと、撮影基地を設営しました。
おかげさまをもちまして、数枚撮影に成功しました。
撮影結果
[撮影、画像処理に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社NEWポラリス赤道儀
鏡筒:ビクセン社80M(D=80mm、f=910mm、F値11.4、アクロマートオールコート)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI120MC-S
自動追尾:ビクセン社MD-5
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:広範囲画像は×0.5レデューサー使用
管理人の能力にも問題ありですが、この日はかなりシーイングが悪かったです。その中でもなんとか様になった画像が以下の3枚です。
太陽は撮像しながら撮影をします。serファイルを画像にすると、なぜか歪んでいたり、ノイズリダクションではとても消えないノイズが入っている時があります。
太陽画像① 13:58
このところ、そこそこ黒点が出現しており、観測するのもやりがいがあります。
C群が二つに、A群が一つというところでしょうか。これくらいの賑やかさなら、十分観測を楽しめます。
太陽画像⓶ 14:02
ピントがかなり甘くなってしまいました。シーイングの影響もあります。
折角のC群が台無しになっています。残念です。
太陽画像③ 14:08
二つ目のC群です。こちらはそこそこのピントで捉えることが出来ました。
まずまず、黒点の細部まで見ることができます。
まとめ
最近定着してきたのが、露出時間とGAINの数値です。
明るすぎても、暗すぎても、太陽はなかなかうまくスタックしてくれません。肝心の部分にピンが立たなかったりするのです。
今は、太陽の全体写真は、GAIN3、露出時間(Shutter)1ms、
黒点の拡大画像は、GAIN30、露出時間(Shutter)1ms、
この組み合わせでようやく安定して撮像できるようになりました。
太陽観測も楽しくなってきて、週末の夜も昼も、晴れてほしいというのが最近の気持ちです。ぜいたくな悩みですね。
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