概略
フラット補正については、訪問者さまから助け舟がありまして、光が見えました。
ただし、この日は、貴重な晴れの日のため、通常の撮影を楽しむことにしました。
ターゲットは、りょうけん座の渦巻銀河「ひまわり銀河」M63です。
星が一様に広がっているので、考えてみると、この空域でフラットナー・あるなしを比較してみればよかったですね。失敗しました。
ただ、撮影そのものはまずまずうまくいきました。渦巻も確認できました。
撮影と撮像への経過と結果
極軸設定と自動追尾の状況
2時間の露光を目指して、極軸設定しました。といっても関連付けることはできないのですが。
設定誤差は23″。上出来です。
自動追尾の状況は、ほとんど追尾ずれがなく、完璧でした。excellent!
基準恒星と目標天体の導入
りょうけん座の星が見えたらよかったのですが、全く見えなかったので、おおぐま座アルカイド(赤経13h47m、赤緯+49°18′)を基準恒星に使いました。
導入は、基準恒星の場所が良いのか、殊の外スムーズで、目標天体M63ひまわり銀河(赤経13h15m、赤緯+42°01′)を2回のトライで画角に導入することができました。
撮影の結果と撮像の経緯の結果
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDレンズ鏡筒、×0.8レデューサー・フラットナー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)により、GAIN310、30秒間のfitsフレーム240枚を撮影し(計2時間)、そのうち237枚(計118分30秒)を、Sirilでコンポジット、フラット・ダーク・バイアス補正
画像処理:ASIFitsViewのストレッチ
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年4月13日
ASIFitViewのストレッチのみかかっています。Sirilの色補正はまたもや失敗。どこかやり方が悪いのかな。
よく見ると、周辺減光、ケラレ、カブリが見られます。
拡大すると、渦巻が確認できます。
まずまずの出来ではないでしょうか。これで完成とします。
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