経緯
撮影しすぎて、ブログ掲載が追っつかなかった木星、土星、金星を紹介します。
一番撮影は難しかった、といいますか、初めての撮影体験となった金星が、管理人にとっては一番インパクトがあります。
木星、土星は、相変わらずシーイング、ピント合わせとの戦いです。
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPでカラーバランス調整
その他:UV/IRカットフィルター使用
金星
高校生の時に眼視ではよく見ていましたが、撮影となると、手が届かなかったです。
管理人も大人になったなあと思った次第・・・
2021年10月2日撮影(プチ遠征時)
単に模様が見えていないだけですが、白くて神秘的な姿です。
もっとも色はいろいろな姿があるようですから、金星は白とは言えないのです。
先般のプチ遠征で宵の明星を発見し、観測・撮影できた時は感動しました。
2021年10月5日撮影
在宅勤務で通勤時間がなく、時間的に早く観測を始められれば、管理人の家のベランダから金星を観測できることに気が付きました。この画像はその気が付いた時のもの。
高度がかなり低くなっていたせいか、ノイジーになっています。それとも高度の低い金星はこんなものなのか?
低空の惑星で、シーイングが悪く、ピントを合わせることが難しいと予想され、これから苦労しそうです。その分、良い画像になれば、嬉しさは大きいです。
木星(2021年10月5日撮影)
先般キレのいい木星を撮影して以降、これといった名作は出ていません。今回は↓が最高レベルです。若干ピントが甘く、キレに欠けるけど、暗斑も見えているし、これでも満足です。
土星(2021年10月5日撮影)
土星は相変わらず、ピントとの戦いです、インターネット等で情報を探ると、ピントのとっかかりになるのは、カッシーニの空隙、輪のエッジ、そんなところでした。
FireCaptureの画面でカッシーニの空隙を確認できたためしはないし、輪のエッジも、「ここだ!」というほど、はっきりとはしません。
↓それでもかなり頑張ったのは、これ。ピントはシャープだし、何よりも本体に模様が複数見えています。管理人の及第点です。7個撮影されたうちの一つという、ピントを追い込みなおして数を打つ作戦で得られた画像です。
土星は何度見てもいいですね。優美、優しさ、迫力、色々な言葉が当てはまります。
まとめ
DSOと惑星の二枚のわらじは、なかなか大変です。
撮影出来た日は夜遅くなりがちです。最近はちゃんとダークフレームを作ってリアルタイムダーク補正をしていますから、時間が二倍かかっています。
その上に惑星まで撮影するわけですから、大変です。
最近では、高度が低くならないように、惑星から先に撮影します。
忙しいけれど、楽しい季節です。
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