経緯
今年の惑星シーズンは、ピント合わせに苦しんで苦しみました。
そこで考えたピント合わせ方法、
今のところ、この方法が功を奏していて、ここ数日で、まずまず出来の良い木星の画像を得ることが出来ました。
その画像を掲載したいと思います。
土星は、プチ遠征でも撮影できない高度になってしまいました。先般のプチ遠征では、土星を撮影することも計画に入れていたのですが、撮影を断念しました。
惑星を紹介する記事として、かなり寂しいことです。
土星の無い惑星記事なんて・・・
従いまして、このシーズンに撮影した土星で最高レベルのものを掲載して過去を振り返りたいと思います。
[撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPで色温度・彩度調整
その他:UV/IRカットフィルター使用
撮影場所:自宅ベランダ
目次に戻る▶▶
木星 2021年12月23日撮影
暗斑、赤道帯の上の縞模様、その他何本もの模様、大赤斑もついてきました。ここ数日の撮影では一番です。
大赤斑が写っていると、不思議とピントが合っている気がするというのもありますが、ピントが合っていない時には、暗斑はこんなにはっきりとは写らないので、この画像はやっぱり出来が良いのです。
目次に戻る▶▶
土星 2021年10月31日撮影
カッシーニの空隙、本体の縞模様、申し分ないです。
こういうレベルの高い画像を毎日撮影できると良かったですが・・・
この前日にも、レベルの高い画像を撮影しています。
目次に戻る▶▶
土星 2021年10月30日撮影
カッシーニの空隙、本体模様、これも申し分ない画像です。
あー、今シーズン、もう一度、こんな写真を撮ってみたかった。
目次に戻る▶▶
土星 2021年11月3日撮影
10月31日以降、これくらいの画像がせいいっぱいになりました。これもまずまずの出来ではありますが、口径102mmEDアポクロマートレンズの真価は発揮できていません。
この時期以降、土星の画像は鳴かず飛ばずでした。
目次に戻る▶▶
まとめ
まだ木星の撮影で頑張れそうなので、こだわってみたいと思います。
会社が残業になると、木星は撮影できないので、残業はしないようにしたいと思います。
目次に戻る▶▶
コメント
精密に追い込むのであればダイヤルゲージやテストインジケータ等の精密測定器を利用すると良いかもしれないですね。
フィルターワークをする方はピント位置の割り出しで利用している方が多いようです。
以前は高価な測定器でしたが、中華製の台頭でかなり安くなっていますからたいした投資にはならないですよ。
問題は取り付けの工作ですかね?
カメラde遊ingさん、コメントありがとうございます。
そのような器具があるのですね。手軽に利用できるならぜひ使いたいです。
相当な精度でピントが合うんですね。試してみたいなあ。
中国製でも試してみたいです。
問題は取り付けの工作ですね。どの程度の工作が必要なのか調べてみます。価格も。
アドバイス感謝です。これからもよろしくお願いします。
1目盛0.01mmのゲージならかなり細かく追い込めるんじゃないかと想像しますよ。
自分はそこまで追い込む必要が無いのでピント合わせに使用したことはありませんが、今回のようにフォーカスを徐々に変えて・・・というような使い方には、目盛を読みながらフォーカスノブを回せるようになるので、3コマ前のフォーカスに戻すという際には目盛を読みながら戻せる利点がありますね。
そこまでの精度が必要ないのなら自作目盛をフォーカスノブに装着してその目盛を頼りに操作する手もアリかな?
”船長っ”って方がその手を使っておられますね。
バックラッシュの無いピント機構であればそこそこ有効な手かと思いますよ。
カメラde遊ingさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
目盛を読みながらフォーカスノブを使えたらどんなに良いかと思います。そういう器具があるなら使ってみたいです。
確かに、目盛を自作する手はありますね。それだけでもピントの合う位置を覚えられるし、行ったり来たりが正確にできるようになりますね。
多分僕のピント機構にも使える手だと思います。
久しぶりに工作をしてみようかな。
アドバイスをいただき、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。