概要
結果は失敗です。
月光が強かったにもかかわらず、下調べもせずに、DSOを撮影したいという短絡的な思考で、ステラリウムを物色しました。
ベランダから撮影しやすい方角に、「ペルセウス座o星雲」というDSOがありました。
久し振りに淡い星雲に挑戦しようと思いました。
しかし、月光強め、本体自体が非常に淡目。
月光強めのため、GAINを適正値まで上げることができません。
淡い星雲の撮影には、悪い条件が多すぎました。
そんなことも考えずに撮影に踏み切ったのでした。
撮影結果
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN220、10秒間のfitsフレーム560枚を撮影・うち503枚(計84分50秒)を、DeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:特になし
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年11月11日
散々な出来ですね。この星雲は、星雲を伴う散開星団で、散開星団としては、記録としても良いですが、星雲としては、失敗で記録になりませんでした。
もともと管理人の望遠鏡のスペックでは星雲は写らなかったかもしれませんが、残念です。
全体に赤っぽくかぶっているようですので、GAINを300以上に設定したら、赤い星雲が見えたかもしれません。
ステラリウムにも、反射星雲は明るい、と記載されています。
と、いうことは、暗い夜に撮りなおせば、星雲が写るかもしれません。
次のターゲットはIC348ペルセウス座o星雲に決まりました。
暗く、澄んだ夜に。
まとめ
これまで下調べは、軽くする程度でしたが、これからはしっかりやろうと思います。
空の明るさ、被写体の明るさ、淡さ、濃さ、その他いろいろ。
やはり対物レンズ口径102mmでは制約多いですもんね。
コメント
いろいろと経験するのはいいことだと思いますよ。
今回だめだった・・じゃあ、次はどうしようか、と考えるのは楽しいものです。
口径102mmは眼視では制約条件になりますが、写真撮影ではそうでもありません。
カメラもどんどん進化してきていますし、もっと本格的な撮影方法も考えることもできます。
フィルターも今は良くなってますから、DualBandFilterの力を借りると、これまで撮れなかった星雲も写すことができるようになります。もっとも、フィルターよりは、まずはもう少し面積が大きなカメラを検討した方がいいかもしれません。
ブログを拝見させていただいていますが、そろそろ、ASI294MCないし冷却のASI294MCProをお使いになった方が楽しくなるのかなあ、という気もしております。
これまでのカメラは惑星専用機として使えますし、ぜひ購入プランを立てて、次のステップを考えてみてもいいのかな、と勝手に思っています。
UTOさん、ありがとうございます。
そうですね、撮影方法を考えることで写るかもしれませんね。今回の撮り直しはネットでいろいろと調べてみます。
カメラですか!ASI294MCは憧れていました。やはり本格的に考えても良いかもしれませんね。価格がネックになっていたのですが、ステップアップするために思い切って・・・。
フィルターも面白そうですね。今までUV/IRカットフィルターしか使ったことがなく、青や赤の星雲の写るフィルターも憧れていました。考えてみます。
なんだか、色々と欲しくなってきましたよ。いろいろ調べつつ、購入に向けて考えてみます。
気付かせてくれて感謝します。
これからもよろしくお願いいたします。