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モータードライブ修理、念には念を入れて
訪問者様の方からのアドバイスで、念には念を入れて事を進めることにした管理人。
Amazonのサイトでは、今回購入したバッテリースナップは、「センターマイナス」と記載されており、それを、自分の眼で確認したいというわけです。
そこでテスターを購入し、それが昨日我が家に到着。
テスターとはこんな感じ
管理人が選択したのは、
AstroAI AM33D 1,399円なり。よくわからないままに、外見で決めました。
今年の8月から天体観測を再開して、まさかテスターが必要になろうとは思いませんでした。
知らない海外製なので、テスターのすべての記載が英語とか、専門の記号ばかりだったので心配でしたが、意外にも日本語版取扱説明書が充実していて、大変助かりました。
管理人は、機械に弱いので、テスターの使い方を知るまでに夜までかかってしまうのかとも思いましたが、心配のしすぎでした。
コードを接続
テスターですから、赤のコードと黒のコードをテスター本体に接続しなければ話になりません。
しかし、接続口は3つあって、でも、コードは二つ。本体にはプラスともマイナスとも書かれていません。
でも親切な取扱説明書のおかげで、直流及び交流電圧の測定は、赤がセンター(VΩmA・・)、黒が右(COM)と記載されていたので、言葉の意味は分かりませんでしたが。そのままに接続しました。
これで最終テストの準備が整いました。
コントローラーとの接続部にテスターを当ててみると
MD-5は、DC6Vから12Vで作動します。
センターのダイヤルを、電圧測定の20Vに合わせて、バッテリースナップの電極のセンターに黒のコード、外周に赤のコードに当てたところ、6.51Vと表示されました。
これが、センタープラスのバッテリースナップだと、「-」ハイフンが表示されるはずなので、このバッテリースナップは、センターマイナスということになります!
電源が入りました
早速コントローラーに接続し、電源を入れてみました。
無事に電源が入り、念のため、MD-5のコードを赤道儀に取り付けられたモータードライブ本体に接続して作動させてみましたが、モーターの動く「じー」という音が聞こえました。
やっとここまで来たかと、少々感動しました。
コントローラーと、電池ボックスを、バッテリースナップで接続すると、↓こんな感じです。バッテリースナップが短くて、床で操作する分には良いですが、手で持って操作するには、電池ごと持たなければいけません。
しかし、モータードライブが復活しただけで満足です。贅沢は言えません。
モータードライブMD-5、これからもお元気で
今回のことで、モータードライブの使えない不便さが良く分かりました。
天体が止まることがどれほどありがたいことか、そして、倍速が使えることが何と便利なことか、身に沁みました。
管理人が今の愛機を買ったころの星の人たちは、手動追尾で星雲などを撮影していました。
もうその世界には戻れませんね。
管理人の愛機も、赤経微動軸にはモータードライブが付けっ放しです。赤経ハンドルとか、取り外されたまま、部屋の隅に追いやられています。
まあ、モータードライブがなくても楽しめる天文ライフもあると思いますが、管理人は、モータードライブが必要な、今の天文ライフを楽しみたいです。
あと、縁というのか、訪問者様からのタイムリーなアドバイスがありました。とてもありがたかったです。感謝しています。
モータードライブMD-5には、これからも末永く故障せずに作動してほしいと思います。
補足
今回テスターで出た測定値、6.51V、MD-5は6Vから12Vで作動します。
昨夜の観測で、電池を替えずに観測に臨んだら2倍速は使えましたが、8倍速は途中から使えなくなりました。(電池交換したら使えるようになりました)。
ただし、8倍速は使えなくなってから、電池を替えなくても、かなりの時間天体を止めていることができました。
MD-5の取扱説明書を見ると、アルカリ乾電池6本で12時間連続使用ができる、とされていることが証明された気もします。
これからは、モータードライブを使う前にテスターで残り電圧を測定して、電池交換の必要性の有無を判断できます。
コメント
復活おめでとうございます。
テスターは、名前で決定したのかと思いました(笑)。
ちゃんと導通チェックできるタイプですね。
(アナログ時計の短針の5時の方向、200 の右隣)
内蔵電池のインジケーターまでついている優れもののテスターですね。
ただ予想と違ったのは、ボタン電池ではなく、9Vの角形電池使用の
そこそこ重量のあるものだったという点です。
改めて、「電気沼へようこそ!」(笑)。
まいくろさん、コメントありがとうございます!
テスターは形と値段で決めました。あまり安いのもなあと思い、これに決めました。そんな優れものだったとは。
これ導通がわかるということは、断線がわかるということですね。なんだか身の丈に合わないテスターだったかもしれません(笑)
そうそう、ボタン電池ではなかったです。重さがそれなりなのはそのせいですね。
いま、何かテスターを当てるものを物色しています。でも、調べるものによってコードを刺すところが違っていたり、相当奥が深そうですね。
電気沼、僕に理解できるだろうか(笑)
改めて、今回はアドバイスありがとうございました。
言い忘れました。
もとのショートしていると思われるケーブルをテスターで調べ
ましょう。導通チェックは+-関係ないので、赤・黒のリード
を一方は円筒中心の穴、もう一方は円筒の外につなぎます。
正常ならば、導通しないので何も起きません。音が出たら導通
なのでショートしています。何も起きないとき、電池スナップ
付近に力を加えて様子をみましょう。音が鳴るはずです。
(同様に、導線が断線しているかどうかのチェックもできます。)
原因箇所にたどり着けましたか?
「電気沼の深みへいらっしゃいませ~!」(笑)
まいくろさん、ありがとうございます。
ピーって音が鳴りました。スナップを押さなくても音が鳴りましたよ!
やはり、まいくろさんのお見立て通り、ショートですね。さすがです。
まいくろさんは、お仕事とかも電気系なのかな。さっと見立てるあたり、プロの感じを受けますが。
テスターのこと、取説で勉強したいと思います。沼まで行くかは、いや行けるかは未知数ですが(笑)
電気は好きというだけで、電気屋さんではありません。
あと昔のビクセンの機種の経験値があるだけです。
たまたま見かけたここの書き込みを見て、
「MD-5に+-逆につないだら大変だなぁ」と感じたからです。
うちのMD-6には、2035年の皆既日食まで現役でいてもらいたいと
思っています。
【まとめ】
sanpojin さんは電気沼に両足ドップリはまりました(笑)。
まいくろさん、、そうでしたか。立ち入ったことを聞いてすみませんでした。
僕はまいくろさんに訪問していただいて、本当にラッキーでした。
同じMD繋がりで、本当に良かったです。助かりました。
そうですね。モータードライブには末永く元気で動いてほしいですね。
2035年、長い(笑)でも、現役であることを願います。
電気沼にハマるかどうかは、テスターの理解次第です(笑)
>>立ち入ったことを聞いてすみませんでした。
いえいえ、「素人の電気好き」の発言なので、確かさ70%ぐらいに
考えてください。
私もテスターは、
・電圧計:電池などの電源が正常かどうかのチェック
・導通チェック:コードの断線の有無のチェック
に使用する程度ですので、sanpojin さんはもう十分に
「テスター沼にはまっています」
ちなみに、プロの電気屋さんは、モーターを動かす信号の電圧だけ
ではなく、タイミングも観察できる「オシロスコープ」を使用しま
すが、我が家にはありません。私はテスターだけで何とかしようと
する素人なので、確かさ70%という訳です。
まいくろさん、コメントありがとうございます。
でも、電圧計とか導通チェックに使いこなせるというのはすごいですよ。僕は、まいくろさんからアドバイスを受けながらなんとかやっています。
まあ、でも、昨夜の観測の後に、モータードライブの電源の電圧を測ってしまいましたが(笑)僕の場合その程度ですから(笑)
タイミングも観察するというのがどういうことなのか分からないですが、きっと難しいことなんでしょうね。
テスターだけで何とか出来て、確かさが7割あれば十分玄人の域に入っていると思います。
模型自動車などに使用されている小型の直流モーターには、2本の線があり、
片方を+極、もう片方を-極につなぐと回転します。(+-を逆にすると逆回
転します) 電流が流れている間は、ずっと回転したままです。
一方、MD-5の場合、コントローラーからモーターへは「5本の線」がつながっ
ています。このモーターはパルスモーターとかステッピングモーターと呼ばれ、
(大雑把に言うと)パルス1つで(モーターに流す電流をONにしてからOFFに
する。ONになっている時間の長短に関係なく)角度の1.8度だけ回転します。
例えば、10分間に200パルスを与えると360度回転します。同じ10分
間に400パルスだと720度の回転(2倍速)になり、1600パルスだと
2880度の回転(8倍速)になります。すなわち、同じ時間に与えるパルス
の数でモーターの回転速度を自在にコントロールできるのです。
1秒間に1パルスくらいの速度であれば目で追えますが、5~6以上ではお手
上げです。テスターでもパルスは数えられません。しかも、実際には「5本の
線」のうち4本の線を使って、規則正しくずらしたパルスを与えています。
(下は1つの例)
——————-時間———————→
(a) ON →OFF→OFF→OFF→ON →OFF→OFF→OFF→ …
(b) OFF→ON →OFF→OFF→OFF→ON →OFF→OFF→ …
(c) OFF→OFF→ON →OFF→OFF→OFF→ON →OFF→ …
(d) OFF→OFF→OFF→ON →OFF→OFF→OFF→ON → …
この「モーターに直接パルスを与えている部品」が壊れることは「まれ」です。
だから、ON・OFF の波形模様を観察するオシロスコープは、あれば便利ですが、
必須ではありません。ほとんどの場合、電源周りや力が加わるスイッチ等の不
具合なので、テスターだけでしのげている訳です。
長くなってすみません。テスターという武器を手に入れたsanpojin さん、安心
してどんどん撮影に励んでください。
まいくろさん、コメントありがとうございます。
正直なところ、はっきり分かったわけではないのですが、MDー5のモーターにパルスを送る部分が壊れにくいということはわかりました。でも、パルスを送る線とか、スイッチは故障する可能性があるんですね。
そうなったら、僕にはお手上げです。配線とかいじるスキルはないもんなあ。コントローラーが故障したら、僕にはお手上げですよ。
まいくろさんなら、直せそうですね!