【天体撮影】なぜ火星のHistogrammは低くなるのか

天体観測情報
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明るさを比較する夜のシーイングについて

昨夜は良く晴れて、天体観測日和でした。
しかし、風が強く、低空のシーイングがすこぶる悪く、木星は、二度目の撮影をした時間には、ピント合わせが全くできずでした。
木星はなるべく早い時間に観測しないと、まともな撮影ができない季節がやってきたようです。

しかし、火星は高度がかなり高いので、昨夜もシーイングはまずまず良好だったです。
おかげさまで、ピント合わせがしやすかったです。

そこで昨夜は火星を中心に撮影しました。

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火星の明るさ比較

前述のように、火星は高度が高いので、シーイングが安定していて、表面模様をたよりにピントを合わせることができました。
いつもこうだと嬉しいです。

①21:41撮影

Histogramm=61%なんですが、撮影前は80%くらいに誘導してました。結局61%で、暗いといえば暗いのですが、火星って、こんな色をしているような気もしています。
模様は、一番そびえたっているのが大シルチス、その右隣りが小シルチスだと思われます。小シルチスの下がチュレニーの海でしょうか。

Duration=60.001s、Frames captured=5963、ROI=640×480、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=146 (24%)、Gamma=100、
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2526、Histogramm=61%
[Wavelet処理]Layer1 Denoise0.1 Sharpen 0.15 Preview100
Layer2 Sharpen0.1 Preview3.0

②21:43撮影

これもHistogramm=63%にとどまっています。やはり画像全体的に暗い感じがします。

Duration=60.000s、Frames captured=5961、ROI=640×480、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=146 (24%)、Gamma=100、
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2602、Histogramm=63%
[Wavelet処理]Layer1 Denoise0.1 Sharpen 0.15 Preview100
Layer2 Sharpen0.1 Preview12.8

③21:45撮影

これも暗いかなあ。管理人にとっての土色の惑星の印象は、土色なんですよね。だから、Wavelet処理でも、このくらいで満足してしまいます。

Duration=60.010s、Frames captured=5994、ROI=640×480、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=146 (24%)、Gamma=100、
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2618、Histogramm=63%
[Wavelet処理]Layer1 Denoise0.15 Sharpen 0.17 Preview100
Layer2 Sharpen0.1 Preview14.0

④22:14撮影

これにいたっては、Histogramm=56%、撮影前は80%から90%になるようにしているのですが、なんでこう暗くなるんでしょう。
この画像自体は、Wavelet処理でお化粧を多めに足してるので、まずまず明るくなっています。
結局この画像が、昨夜のベストになりました。

Duration=60.011s、Frames captured=5966、ROI=640×480、FPS (avg.)=99Shutter=10.00ms、Gain=147 (24%)、Gamma=100、
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2312、Histogramm=56%
[Wavelet処理]Layer1 Denoise0.2 Sharpen 0.15 Preview100
Layer2 Sharpen0.1 Preview14.0

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木星はシーイングに負けた

番外ですが、木星も上げておきます。
低空のシーイングはもうめちゃくちゃで、実は20:53にもう一つ撮影したのですが、そっちはWavelet処理後も縞が一つ出ただけ見えただけでした。
パソコン画面には、縞模様など見えることもなく、もみくちゃになっている木星が漂っていました。
この画像は縞模様二本が見えるかどうかの状況で撮影しましたが、惨敗です。

Duration=4.974s、Frames captured=498、ROI=640×480、FPS (avg.)=100、Shutter=10.00ms、Gain=299 (49%)、Gamma=100、
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4025、Histogramm=98%
[Wavelet処理]Layer1 Denoise0.25 Sharpen 0.17 Preview100
Layer2  Denoise0.25 Sharpen0.1 Preview44.1

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まとめ

火星は、明るすぎても火星らしくないし、暗すぎても見ていて面白くない。
今回の撮影では、一番面白かったのは④だったと思います。
もしかすると、Histogrammは90%くらいに設定しておいて、成果物は成り行きで60%くらいというのが良いのでしょうか。

しかし考えてみると、Histogramm100%で設定して撮影したことがない気がするので、今夜あたり、天気が良ければ試してみたいと思います。

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