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【天体観測機器】モータードライブMD-6の追尾誤差の理由

天体観測器具レビュー
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経緯

ak_uchiさんから新しくいただいたビクセンのモータードライブMD-6。一昨日の夜のテスト撮影では、そこそこ大きな追尾誤差が出ました。

考えられる原因としては、① 極軸設定の不正確さ、②NEWポラリス赤道儀のバランス、③NEWポラリス赤道儀の寿命、などとありますが、もう一つ原因を思いつきました。
といいますか訪問者さまに教えていただきました。

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原因④追尾に求められる精度が上がったこと

もともと管理人がDSOを撮影する場合、

ビクセン80Mの時代は、F910mmの鏡筒に×0.5レデューサーを装着して撮影していました。したがって、f値約5で撮影していたことになります。

SV503 102ED(今回の撮影で使った鏡筒)の時代(6月中旬から始まった)は、F714mm、f値7で撮影していました。レデューサーは使っていませんでした。
それと、梅雨のせいで、まだ、それほど撮影実績がありません。

つまり、SV503 102EDの時代に移って、f値5から7と変化し、それだけ追尾精度が求められるようになった、ということです。ノータッチガイドでf値7。
結構シビアな精度です。
そうなると当然、追尾誤差は大きくなります。

これは、複数の訪問者さまの意見です。

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まとめ

DSOを撮影し始めたころは、ライブスタックの総スタック時間は600秒程度でした。
大した追尾誤差はなく、あまり意識をしていませんでした。

その後、1200秒、1800秒と総スタック時間が長くなるにつれて追尾誤差は大きくなりました。f値5の時代です。その頃も追尾誤差に手を焼いていました。

それが一気にf値7まで上がったのですから、追尾誤差は大きくなってもおかしくありません。

しかし、この現象はMD-5でも出ていた現象です。そこが気になります。

早く二度目のテスト撮影をしたいのですが、天候が思わしくなく・・・

じりじりした日々を送っています。

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コメント

  1. こたろう より:

    おはようございます。

    F値は単純に光学系の明るさなので、口径によっても変化します。F5でもF7より倍率が高い場合が存在しますねd( ̄  ̄) この場合は単純に実質の焦点距離でお話しされる方が理解が早いかと思います(読者側がですよ)
    さらにいえば、ご使用のカメラのセンサーサイズにより写真の倍率も変化します。焦点距離はフルサイズを基本に皆さん認識するので、714mmはそのカメラのセンサーサイズなら×7くらい。。。フルサイズセンサーを5000mmくらいで使ってることになります。これですと、どこのどんな赤道儀を使ってもノータッチで止めるのはほぼ不可能です。
    1枚5分とか10分の×30枚とか50枚ってなると当然無理ですし、短時間秒時のライブスタックなので星が点に近い状態の結果が出ているとは思いますが、にしても本当にこれがその結果ならかなり優秀な部類なのでは?って思います\\\\٩( ‘ω’ )و ////

    • sanpojin より:

      こたろうさん、こんばんは、いつもありがとうございます。

      あ、なるほど、確かにF値と倍率は必ずしも一致しませんね。認識甘かったです。これからは焦点距離で話すようにします。
      ASI462MCは高感度ですが、センサーサイズが小さいのが特色?ですからね。センサーサイズが倍率を変化させるということは初めて知りました。小さいほど倍率が上がってしまう感じなんですね。これまで、そんなシビアな撮影していたわけですか。自分でも驚いています。
      なんだか、今回の撮影が正常な証拠が積みあがってきました。私としてはとても嬉しいです。

      アドバイス感謝します。これからもよろしくお願いします。

  2. こたろう より:

    こんばんわ。

    倍率っていうか、フルサイズで714mmで撮像したものを×7倍?センサーサイズの差分最初から撮像段階でトリミングしている様なものです(笑)

    • sanpojin より:

      こたろうさん、ありがとうございます。

      ちょっとよくわからなくて、×7をするのはなぜですか?

      既出かもしれませんが、教えていただければ。。。

  3. こたろう より:

    フルサイズから見れば写るサイズ(画角)が約7倍拡大したものになるからです。7倍というのは1/3インチセンサーをフルサイズに換算したら画角は何ミリ相当か?って計算です。お手持ちの望遠鏡をフルサイズで撮影した画像を7倍の大きさに拡大、中心部を元の大きさに切り出した部分が写ってるって事です。
    フルサイズの100ミリの画角が、APS-Cで150〜160ミリに、マイクロフォーサーズでは200ミリと同じになるのと同様です。要は撮像段階でトリミングしてる訳です。その写ってる範囲は焦点距離にして何ミリ相当か?って割り出すための7倍です。皆さん写角(画角)は焦点距離で言うことが多いですからね。我々の世代だとフィルムで言うとわかりやすいでしょうか?
    35mmのネガの写真があるとします(今で言うフルサイズ)この中心部を1/3インチセンサーで切り出したものです。見た目上写ってる範囲(面積)は約7倍の大きさとなります。

    • sanpojin より:

      こたろうさん、ありがとうございます。

      何となくではありますが、分かりました。フルサイズとASI462MCとのサイズの比較ということですね。トリミングした結果、焦点距離が何ミリかということで、私の環境の場合5000mmということだったんですね。確かに7倍してトリミングしたら、とてつもない焦点距離になりますね。

      教えていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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