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【天体観測】火星の模様、未だ特定できた数が少ない

天体撮影に関する事項
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まだ二種類そこそこの模様しか特定できていない

2020年火星が準大接近、管理人も興奮しています。
しかも、管理人自身の望遠鏡で写した動画から、実際の表面模様を見ることができるなんて、実は感動しています。

しかし、イマイチ納得感が・・・

撮影が、途中つまずいたりしたけれど、うまくいっていることには非常に満足しているけれど、ただ一つ満足できない点があります。

同じような模様しか見ていないのです。2種類そこそこです。

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なぜ、同じような模様しか見られないのか

火星は24時間37分で自転していますので、毎晩同じ時刻に観測すると、約40日で、ほぼ火星全面を観測することができます。
管理人は、毎晩観測しているわけではないので、二種類そこそこしかみられないのだろうか。
それともこれからいろいろと見えてくるんですかね。

関係ないですが、月間天文ガイド8月号の付録の火星MAPは面白いです。
大判で迫力があって、ロマンが掻き立てられるといいますか。

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ここまで追ってきた火星

二種類そこそことは言いつつも、折角観測しているのだから、順を追って火星像を掲載していきましょう。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、、(2倍バロー)、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6

①2020月9月12日23:44撮影(バローレンズ未使用)

大シルチス高原でしょうか?この時はバローレンズを持っていなかったので、このくらいの大きさの火星を観察していました。
でも、シャープさがありますね。

Duration=60.002s、Frames captured=10205、ROI=400×400、FPS (avg.)=170、Shutter=1.000ms、Gain=214 (35%)、Gamma=41、Histogramm(min)=4、Histogramm(max)=3288、Histogramm=80%
[Wavele処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.13

②2020年9月27日22:12撮影(バローレンズ未使用)

拡大してみても、何の模様なのかわかりません。そもそもピントが合っていないような・・・

Duration=60.000s、Frames captured=9543、ROI=400×400、FPS (avg.)=159、Shutter=4.586ms、Gain=69 (11%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3039、Histogramm=74%
[Wavele処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.14

③2020年10月2日22:43撮影(バローレンズ未使用)

やっぱり分かりません。比較的はっきりした模様は出ているのですが、知識不足です。

Duration=60.000s、Frames captured=10203、ROI=400×400、FPS (avg.)=170、Shutter=5.100ms、Gain=69 (11%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3994、Histogramm=97%
[Wavele処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.14

④2020年10月2日22:31撮影(バローレンズ未使用)

これも模様としては見えているだけに残念です。

Duration=60.000s、Frames captured=10162、ROI=400×400、FPS (avg.)=169、Shutter=5.100ms、Gain=69 (11%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3877、Histogramm=94%
[Wavele処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.13

⑤2020年10月5日21:51撮影(バローレンズ未使用)

この画像は、拡大すると何か特徴的な模様が見えるのですが、何かわかりません。

Duration=60.014s、Frames captured=10166、ROI=400×400、FPS (avg.)=169、Shutter=5.243ms、Gain=60 (10%)、Gamma=69、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3662、Histogramm=89%
[Wavele処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.13

⑥2020年10月11日21:39撮影(バローレンズ未使用)

子午線の湾(アンリの爪)、ですかね?

Duration=60.002s、Frames captured=9971、ROI=400×400、FPS (avg.)=166、Shutter=6.014ms、Gain=61 (10%)、Gamma=58、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3187、Histogramm=77%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.13

⑦2020年10月11日21:56撮影(×2バローレンズ使用)

ここからバローレンズ使用画像です。
もしかすると、子午線の湾とオーロラ湾とか?自信は全くありません。

Duration=60.004s、Frames captured=4901、ROI=640×480、FPS (avg.)=81、Shutter=7.243ms、Gain=214 (35%)、Gamma=58、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3598、Histogramm=87%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.15

⑧2020年10月12日21:27撮影(×2バローレンズ使用)

画像⑦と同様に見えます。オーロラ湾の上にあるのがアキダリアの海、だろうか。
子午線の湾がせり出してきて、気持ち、右から左へ自転した感があります。

Duration=60.000s、Frames captured=5993、ROI=640×480、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=153 (25%)、
Gamma=58、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3763、Histogramm=91%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.15

⑨2020年10月12日22:27撮影(×2バローレンズ使用)

画像⑧と同様に見えます。大口径の望遠鏡で見たら、もっと細かく見えて、模様を特定できやすいんでしょうね。

Duration=60.002s、Frames captured=4877、ROI=640×480、FPS (avg.)=81、Shutter=10.00ms、Gain=146 (24%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2765、Histogramm=67%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.15

⑩2020年10月16日22:20撮影(×2バローレンズ使用)

子午線の湾がかなりせり出してきています。自転を感じます。長時間観測したいですが、睡眠不足になるのは体調的にリスキーなので、やめておきます。残念です。

Duration=60.009s、Frames captured=7973、ROI=640×480、FPS (avg.)=132、Shutter=3.700ms、Gain=231 (38%)、Gamma=100、
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2780、Histogramm=67%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.17

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まとめ

結局、これではないか、という予測をもとに模様を楽しんでいるようです。
もっと遅い時間に観測してみたいです。次の朝に支障がない金曜日とか土曜日とか。
模様をあまり見ていないと書きましたが、予測すると、まずまず観測できていることが分かりました。

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