2020年11月14日、シーイングが良かった
2020年11月14日は、久しぶりにシーイングが良い日でした。
こういう日はとても貴重です。
当然管理人は、ベランダに、いつもの観測基地(望遠鏡、テーブル、パソコン)を設営しました。
といいますか、もともと、土曜日の夜の観測を楽しもうと、明るいうちから基地は設営されていました。
風もない、期待できそうな夜でした。
目次に戻る▶▶
ひさしぶりにピント合わせが楽だった
いつもの通り、木星、土星、火星の撮影をしました。
パソコン画面には、木星の縞模様や、土星の環、火星の表面模様がしっかりと示されていました。
おかげで、ピント合わせがとても楽でした。
いつもこうだと嬉しいんですけどね。
目次に戻る▶▶
撮影結果(2020年11月14日)
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×2バロー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6
木星 18:19撮影
Wavelet処理の力も借りていますが、縞模様だけでなく、その形までわかります。木星は、安定してこんな画像を得たいものです。
土星 17:47撮影
もう一息でカッシーニの空隙が見えていたのに。
シーイングが良かっただけに悔しいです。次回に期待します。
火星 18:44撮影
視直径も17.57″となり、かなり寂しくなってきましたが、模様は目を楽しませてくれます。
しかし、これは何という模様なのか全く分かりません。
目次に戻る▶▶
コメント
DSOの所でも書きましたが、Registaxで仕上げた画像をさらにGIMPで画像処理すると、見違えるようになると思います。色合いも、明るさも、ノイズが邪魔にならない範囲で改善することができます。
惑星ではたいした経験のない私が言うのもおこがましいのですが、
http://hoshizolove.blog.jp/archives/41937889.html
の記事の「3ショット目」と呼んでいるところの、スタック直後の画像と、その後画像処理をした後の画像を比べると、多少効果がわかるのかと思います。
また、近年ノイズ除去も相当高度なことができるようになってきました。これらのソフトに頼りすぎるのは禁物ですが、うまく使うと効果絶大なので、よろしければ是非試してみてください。例えば、最近はTopazLab社のDeNoiseというソフトがかなり流行っています。有料なのですが、惑星もかなり効果があります。30日間試用できるので、もしノイズが気になるようでしたら、一度試してみるといいかもしれません。
いいですね!効果十分ですよ。試してみますよ!
ノイズはRegistaxで消す程度で満足していましたが、その上をいくソフトがあったんですね。本当にこの世界は深いですね。
これから画像処理がまた始まる気がします。楽しみです。