どんな月の画像を求めているのか
2日連続で星見が出来ず、残念な思いをしています。
記事にするような画像もなく・・・
そこで、一番、そして二番目に最近撮影した月を掲載することにします。
月は、DSO撮影の障害になることはありますが、やはり眺めていると癒されるものです。
撮影でも癒されるものを、と撮影しているつもりなのですが、今一つキレにかけるというか、ぼーっとしているというか、管理人の撮影する月は少しイマイチです。
wavelet処理を強くすると不自然になりますしね。
なるべくナチュラルで、適度に明るく、シャープな月を撮影(画像編集)したいと思っています。
撮影(編集)結果
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタックソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6
撮影場所:自宅ベランダ
2021年2月21日撮影
シャープさを一目盛、コントラストを少々つけて画像処理しました。
これは、月齢9.3の月ですが、管理人のCMOSカメラの画角は2.8″で、半月までしか収まらないのですよ。
うーん、何となく、何かが欠けている気がします。ピントでしょうか、それとももう少しwavelet処理をするべきなのか。
また、これはコントラストを強く効かせすぎて、明るい部分がかなり飛んでしまいました。
でも、虹の入り江、コペルニクス、ティコ、きれいに写っています。管理人は虹の入り江と、雨の海のあたりが結構好きです。
2021年4月21日撮影
これは、月齢9.0の月。
管理人の好きな地形は、アペニン山脈です。↑の画像よりも、影が付いているので、こちらの画像の方が鮮明に見えます。
この柔らかそうな、さわると凹みそうな姿が気に入っています。
コントラストも、↑より弱めに調整しており、これくらいの明るさが良いのか?と考えています。
まとめ
一番身近で、観測も楽しい、撮影しても楽しいのが月ですね。
しかし、その奥は深く、未だに、これだ!という月を撮影できていません。
眼視観測では、初めて月を望遠鏡で見た感動が蘇ります。
DSOだけでなく、月の撮影技術も磨いていきたいと思います。
今年の5月26日の皆既月食は、管理人のカメラの画角で、どのように撮影しようか、悩みどころです。
コメント
月は明るいので対物レンズに絞りを付ければシャープになると思います。
S.nodaさん、ご訪問とアドバイス、ありがとうございます!なるほど、絞りを付けるのは全く思いもつきませんでした。早速、次の半月の夜に試してみます。アドバイス、感謝です!
パッと見て3つ考えることがあります。
まず、ホワイトバランスを取ったほうがいいこと。赤が強すぎると思います。SharpCapのヒストグラムを見ながら赤、青、緑の山のピーク位置が一致するように、ホワイトバランスを整えてみてください。もしくは撮影後でもGIMPなどで調整することができます。Registaxにも調整するところがあるはずです。いずれもヒストグラムを見ながら、山のピーク位置が一致が原則です。月の場合、きちんとバランスがとれるとモノクロに近いイメージになります。
次に、白飛びしていることがあることです。撮影中は絶対にヒストグラムで見て100%を超えないようにし、暗いところは後でGIMPなどの画像処理で持ち上げてやります。
最後はASI462MCが赤外まで感度があるので、鏡筒の赤外域の収差で滲んでしまってしる可能性。これは安価なUV/IRフィルターをつければ解決するかもしれません。
あと、別のページでも書いたのですが、もしかしたらレデューサがコントラスト低下を招いている可能性があります。レデューサなしで月を撮影してみて明らかにピシッとするなら、その可能性が高いです。
Samさん、ご訪問とアドバイス、ありがとうございます。
ホワイトバランス、情けないことにこれまで意識したことがありません。山のピークを合わせないといけないんですね。次の撮影でトライしてみます。SharpCapの雷スイッチのオートカラーバランスのようなイメージになるのでしょうか。モノクロの月など考えたことありませんでした。
白飛びは反省してます。撮影時、編集時にあまり考えずに進めてしまいました。
安価なUV/IRフィルターは持っているので、これも次の月の夜に試してみます。
あー、レデューサーが悪影響を与えるんですね。何だかそんな気もしていたのですが、これも次の月の夜に試してみます。
Samさんにアドバイスされると、一歩進めます。今後とも、よろしくお願いいたします。感謝します。
右側にImage Controlsとかいうパネルがあって、その中にWhite Bal.(R)とかWhite Bal.(B)とかがあると思います。カメラによって多少位置とか名前が違うのですが、ASI462MCなら多分同じような名前になっていると思います。
まずはそこを適当にいじって、山を合わせてみてください。
Samさん、ありがとうございます。
確かにあります。背景を暗くすることくらいにしか使ったことがありませんでした。これを動かせば、ヒストグラムの山が動くわけですね。イメージコントロールはこれまであまり意識していなかったので、教えていただいてありがとうございます。助かります。次はシャープな月を撮影したいと思います。今日明日は天候が良くなく、試せそうにないですが、次の晴れの月の夜を楽しみにしています。