経緯
北天にある「回転花火銀河」M101と似ているところから、愛称「南の回転花火銀河」と呼ばれています。
管理人は、愛称に惹かれて撮影したのですが、
今一つ銀河の腕がはっきりしませんでした。M101はあんなにはっきりと腕が分かるのに・・・
そこで、ダメもとで、再編集してみました。
銀河の腕が分かるでしょうか。
↓現在記事になっている最終の画像(初期編集画像)がこれ。何となく腕が分かります。でも腕があると言われなければ分からないかも?
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年4月22日
今回編集対象画像の編集の経過
↓を今回の編集対象とします。よく見ると、二本の腕が回っているのが分かるんですけどね。
フラット画像の作成
何はともあれ、フラット画像で残りのカブリを消したいところですが、残ったカブリの方が多いので大変です。
若干スッキリしました。銀河がクリアになりました。
ノイズの軽減と色レベルの調整
背景をなるべく暗くする(ノイズを見えなくする)ために、GIMPの色レベルの調整を行いました。
また、ノイズの軽減も行いました。
まだノイズは残っていますが、かなりクリアになりました。
銀河の腕は、まだイマイチ進展が無いようです。
銀河を明るく
GIMPの影-ハイライトのShadows値を上げて銀河を明るく際立たせました。
それに伴って、色レベルもいじって、背景のノイズを少なくしています。
初期編集後画像との比較
画像処理も煮詰まってしまったので、この辺りで、初期編集画像との比較をしてみたいと思います。
こうして並べてみると、今回編集後画像がクリアに見え、腕も少しながらはっきりしたようです。
まとめ
今回の再編集は微妙に成功と言っていいのではないかと思います。
これで「南の回転花火銀河」であることがより分かりましたしね。
しかしなによりも、ダーク・フラット補正をして初期画像のカブリを少なくすることが第一です。
編集する楽しさよりも本当は大事ですね。
コメント