昨夜は良く晴れて、絶好の天体観測の夜でした。
薄暮の時間帯から惑星の観測と準備を始めて、満を持しました。
何を隠そうかに星雲撮影への準備です。
訪問者様が調べてくれて、前回の撮影で、かに星雲にかなり近づいたというので、何としても今回決めたい!
極軸は、惑星の観測で確認して問題なし。あとは、おうし座ζ星が、近所の公園の木立を越えてきてくれるのを待つばかりです。
昨日は寒かったです。ζ星が現れるまで、ASIStudioの調子を見ていました、外で。ほんと寒かったです。
DSO用の撮影ソフトASIImgは、露出時間が過ぎるごとにプレビューが洗い替えされる仕組みになっていて、リアルタイムにピントが確認できないようなのです。
つまり露出を10秒に設定した場合、ピント合わせの結果が分かるのは10秒後以降になり、とてもじれったいので、今回も、惑星撮影ソフトのASICapを使用しました。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)撮影ソフトウェア ASICap
コンポジット用ソフトウェア DeepSkyStacker (64 bit)
撮影場所:自宅ベランダ
露出10000ms、撮影時間10秒のコマを10コマ、GAIN 300、GIMPでコントラスト補正
出来た画像がこれ。一回目の撮影です。明るさ設定を失敗して背景が青くなりすぎました。GAINも高すぎたかもしれません。
①画像1 2020年11月29日撮影
2回目がこれ。移動距離を大きくしたつもりです。
②画像2 2020年11月29日撮影
なんか、もう嫌になります。どれもにじんでいて、星雲に見える。
とにかく、再々再チャレンジします。今夜は、まずまずの天気のようです。
管理人の場合、かに星雲を撮影するより先に、一つの明るい恒星をきちんと撮影できるようになることが先かもしれません。
コメント
残念、ズレが大きくなりました。 背景が青いのは月の影響でしょうか?
中央の座標は、
1枚め:05h32m13s・+20度38分32秒
2枚め:05h32m56s・+20度40分45秒
いずれも前回より南側(と西側)にずれています。
1枚めと2枚めでは、一部に写野の重複があります。
※1枚めの中央から左下 と 2枚めの中央やや上 に「歪んだ家」(5角形の恒星の並
び)が写っています。
----略図----
↑北 (実際に撮影された写野は、赤経・赤緯線
M1┌─┐ に対して約25度傾いています)
│前│
│回│
└─┘
ζ
┌─┐┐
│2││←1
│ ││
└─┘┘
↓南 西→(日周運動の方向)
----------
ピント合わせは、
(1)先にζ星などの比較的明るい恒星で短時間露出でピントを合わせてしまう。
(2)目的の天体に向きを変え、露出も変更する。 という方法はどうですか?
12月3日くらいまでは月が邪魔でζ星を探すのは大変かもしれませんが、頑張って!
まいくろさん、アドバイスありがとうございます。僕のために毎回コメントをいただいてとても嬉しい一方で恐縮しています。毎回、概略図まで書いていただいて・・
今回の失敗で、相当めげましたが、何とかがんばります。
背景が青いのは、キャプチャウェアの明るさ設定が高いのに気が付かなかったのと、ゲインが300では明るすぎたのではと考えています。
ピント合わせの件、了解です。昨夜試してみましたが、うまくいきましたよ。
昨夜は雲が出がちなのとあまりに月光が強く、ζ星は見つけられませんでした。
今夜もチャレンジしますが、確かに二、三日月光に悩まされそうですね。