購入の経緯
ノーフィルターで赤い星雲をみることができて、もっと鮮明に見たいという気持ちになっております。
それが一番の購入の経緯なのですが、色々と紆余曲折はありました。
条件は
①1万円程度であること
⓶Hα領域の輝線を透過するタイプであること。
⓷ZWOのCMOSカメラにねじ込んで使えるものであること。
こんなところでした。
意外と③に手こずりました。商品のほとんどはデジタル一眼レフカメラ向きのようでした。
しかし、狙った商品は見つかりました。
しかし、どうしても払拭できなかった、管理人の使っているASI462MCのセンサーサイズの狭さ(5.6mm×3.2mm)です。
赤い星雲は広がりの大きいものが多いです。その一部だけ鮮明にして観測して意味があるだろうか。
この際、フォーサーズサイズのカメラを購入するべきか。
出した答えは、まずはフィルターを試してみようということでした。
これまでもセンサーサイズが狭いなりに、なんとかやってきたので。
ポチったのはこれ。
Amazon | サイトロンジャパン 天体用 フィルター IRパスフィルター IR720 PRO アメリカンサイズ 31.7㎜ SY0097 | 望遠鏡用フィルター 通販
IRパスフィルターということで、もしかすると、安いIRカットフィルター(持っている)でも同じ効果が期待できるのかとも思いましたが、このフィルターは以前使ったけど、全く役に立ちませんでした。
さて、このフィルターで、はたして管理人の前にどんな風景が開けるでしょうか。
購入したフィルターの性能
Amazonのサイトの解説をコピペしますと、
・IR720 PROは720nm以上の近赤外線を透過させるIRパスフィルターです。
・可視光をカットし近赤外線を透過させますので、Hα領域の撮影や惑星撮像時にL画像の代わりに使用することで惑星表面の模様を強調して捉えることができます。可視光をカットして近赤外線のみ透過させますので、コントラストが高く、シーイングの影響を軽減したシャープな画像を捉えることを期待できます
・基板には合成石英ガラスを採用。通常使用する光学ガラスより強度があり、耐熱性に優れているため、コーティング時の歪みが通常より更に小さく、蒸着の安定性と面精度に優れます。
・一般的なIRパスフィルターは色ガラスのフィルターであることが多いですが、IR PROシリーズのフィルターはすべて高精度な蒸着フィルターのため、高い倍率での惑星撮影時でもフィルターによる像の悪化を最小限に抑えます。
・サイズはZWOやQHYなどのCMOSカメラでの撮影に便利なアメリカンサイズ(31.7㎜)
とのことです。お値段がそこそこで、Hα領域での撮影に使える、ねじ込みサイズが31.7mmということでこれに決めました。
管理人のセンサーサイズは狭いですが、狭いなりに、赤い星雲を明確に見ることができるなら・・・
もっとも、ちゃんとこのフィルターで役に立つなら・・・
そこそこお値段もしたので、役に立って欲しい。
そして今夜は晴れてほしい(天気予報は雨)。
まとめ
まずは使ってみないと何とも言えないところと、管理人の知識が無いので、あまり多くを語ることができませんでした。
とにもかくにも、首を長くして、フィルターの到着を待って、晴れの夜を待っています。
最初のターゲットは・・・
まずは、ぎょしゃ座の散光星雲を再度撮影して、見栄えを比べてみるかなと考えています。
天気が早く回復しますように!
コメント
おはようございます。
この手のフィルターで48mmが有るのは、2インチにねじ込むためです。主に望遠鏡側に組み込んで使用するのでカメラを変えても問題がありません。又はデジカメのマウント内部に組み込むものもありますが、ミラーレスが台頭してきているので、下火になるのでは無いでしょうか。
天体改造デジカメは元々のローパスフィルターをこのようなフィルターに置換してあるものです。ただ平面通しで相互反射を起こしてゴーストが出る可能性が大きいです。また赤缶でもセンサー前に平面の保護ガラスがあるタイプは、それに近い位置にフィルターを入れるとゴーストが出ますので、まずその辺りも含めて検証されればいかがでしょうか?
こたろうさん、こんばんは。
早速アドバイスありがとうございます。
なるほど、2インチが狙いだったんですね。確かにカメラを変えられるというのは便利そうです。
改造カメラというのはこのようなフィルターを使っているんですね。ゴーストは困りますね。
僕のASI462MCもセンサー前に保護ガラスがあります。幸い、31.7mmアダプターにレデューサーを付けて、その上に今回のフィルターを載せるつもりなので、かなりセンサーから離れます。
ここは、しっかり検証したいと思います。ゴーストが出ませんように・・・
今回もアドバイス、感謝です!
あの...大きな勘違いをされています。IRパスフィルターはその名の通り、近赤外線以上のみを透過させるフィルターです。可視光やHαの赤はカットされます。お使いの ASI-462MC でこのフィルターを使用した場合は撮影結果はモノクロになります。
ASI-462MC でHαの赤があまり良く写らないかったのは露出時間が短いからです。
IRパスフィルターは可視光をカットするので、光害地などで撮影するにはなかなか役に立つんですけどね。
きよりんさん、コメントありがとうございます。。
そうなんですか!ショックです。Hα領域の撮影に向いているようなことがAmazonの解説には書いてあったので、これに決めたのですが・・・
確かに720以上と書いてあった時点で気づかないといけなかったですね。Hαは720以下ですものね。
人間間違いを犯して成長するとは言いますが、かなりショックです。
アドバイス、ありがとうございました。