経緯
天気が悪く、天体観測が出来ないので、空の写真の記事を作ることができません。
こういう時は、画像編集です。
今回は、カメラde遊ingさんに手ほどきしていただいたFlatAideProを使って、3つの画像についてフラット補正、レベル補正、カブリ補正して、GIMPでハイライト補正などをした結果です。
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによる色強調・colorenhance処理・影ハイライト調整、FlatAideProによるカブリ補正・フラット補正・レベル補正
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
おおいぬ座の散光星雲NGC2359「トールの兜星雲」
トールの兜星雲を撮影できただけでも嬉しかったですが、これに、フラット補正、レベル補正、カブリ補正をした結果・・・
↓Before画像
星無し画像も作成してコントラストを上げて、星のみ画像と合成し、周りの恒星をの勢いを落としました。
↓After
↓星無し画像before
↓星無し画像After メイン天体だけに編集をかけられ、他の部分には影響は与えないので、とても便利です。思い切って、コントラストも上げて、明るくしてやりました。これを星のみの画像と合成したのが上の画像です。すっきりと、はっきりとしましたね。
おおぐま座の渦巻銀河M81
↓Before これでも十分奇麗に撮影できたと思っていましたが、、、
↓After まだ編集の余地があったようです。レベル補正をしたら、色がフラットになりました。
撮影したSV503 102EDはEDレンズ仕様ですが、着色はあるんですね。
りょうけん座M51「子持ち銀河」
↓before 細部まで写って、なかなか良いと思っていました。
↓After M51もレベル補正の結果、フラットな色になりました。どちらが良いかは好みのわかれるところかもしれません。
まとめ
管理人は、画像編集に対しては淡白だったというか、スキルがなかったのですが、今回カメラde遊ingさんに教えていただいた結果、かなり画像編集沼にはまった気がします。
恐らくこれから撮影する天体画像には、必ず編集が加えられることでしょう。
次の撮影が楽しみです。
コメント
色々やってますね。
そう言う試行錯誤がいろんな自分なりの手法を産み出すと思いますよ、きっと。
星の明るさを抑えるよりも、スターシャープでキリッとさせて相対的に存在感を抑える方が自分的には好みかなぁ?
まぁ好みは人それぞれですから(^^;
カメラde遊ingさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。
画像処理の世界は奥が深くて面白いですね。今まで撮影したものすべて編集したい気持ちです。
スターシャープ、試してみました。確かにこれの方が、合成の時に調整するよりいい感じです。次回からはスターシャープを使いたいと思います。
編集にその人の性格とかも表われそうな(笑)
アドバイス感謝します。これからもよろしくお願いします。