目次
お詫び
まず、この記事はお詫びから始めます。
下記記事(記事①)において、ぎょしゃ座の散開星団NGC1582を撮影したことを記載しました。
しかし、こちらの記事(記事⓶)でも当該散開星団を撮影したことを記載しておりました。
これは、NGC1582とNGC1528とを取り違えてしまったものであり、記事①が正しく、記事⓶が誤っています。
記事⓶はNGC1528を撮影して記事にするべきでした(少なくともそういう意図でした)。
とても紛らわしい記事を作成したことをお詫びいたします。
しかし、同じ星団を知らずに二回撮影してしまうとは、もう歳です、今更ながら。
ねらい
さて、昨夜のねらいは、上記の誤りで撮影し損ねている、ペルセウス座散開星団のNGC1528の撮影と、今が旬の木星、土星、そして比較的高度のある金星を撮影したので紹介します。
ペルセウス座の散開星団NGC1528を撮影
いよいよぎゃしゃ座を離れて、ペルセウス座に入ります。
ネットの情報だと、NGC1528は奇麗という話もあったので、楽しみにしていました。
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用
極軸設定
iPhoneのコンパスを赤経軸の仮止めに使うようになってから、SharpCapのPolar Align機能がとても好調になりました。だいたい15分くらいで極軸を追い込めます。
昨夜は「Excellent」の極軸設定が出来ました。
導入
目標天体NGC1528(赤経04h 15m、赤緯+51° 12′ 54″)もぎょしゃ座を卒業したことでもあるし、なるべく導入誤差を出さないためにも、ペルセウス座の星から基準恒星を選びたかったのですが、肝心の星が見えません。
よって、やむを得ず、今回もカペラ(赤経 05h 16m、赤緯+45°59″)を使用しました。
まあ、誤差が出るといっても、管理人の目盛りの読み方とか、管理人の導入誤差の方が大きいです。
撮影結果
露出8秒間、総スタック時間1800秒(リアルタイムダーク補正1800秒間適用)、GAIN270。
GAIN270でフレーム数225枚のダークフレームが保存してあったので、それを使いまわして補正しました。
これが温度維持をしないといけないとなると、使いまわしは出来ないんでしょうね。大変そう。
管理人がそのレベルに達するのかどうかは、金銭的な問題など、答えはまだ出ていません。
惑星の観測・撮影
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀、鏡筒(×2バローレンズ使用)、カメラ、自動追尾:同上
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPで色温度、カラーバランス調整
その他:UV/IRカットフィルター使用
木星
シーイングが思わしくない中、まずまずの出来です。暗斑もかろうじて確認できます。
しかし、↓の頭の、ソリを入れたようなのは何なのでしょうか。初めて見る模様です。
土星
シーイングが悪かった割には、土星はそれなりに安定した品質の画像が出来ました。土星のピントについては、ガリレオ衛星、輪のエッジ、カッシーニの間隙とかいろいろありますが、管理人のシステムだと、カッシーニの間隙までは確認できず、輪のエッジもはっきりしません。
そこで昨夜は、下記のように輪と本体の隙間が、最大に食い込んだところをピントとしました。
その結果↓の画像を得ることが出来ました。
金星
金星は、どこに答えがあるのか、今一つ分かりません。三日月型、半月型、色々な姿がありますが、低空でシーイングも悪いことが通常で、どこまで追い込めばよいのだろう。
今、管理人が抱いているイメージは、神秘的な半月。色もはっきりしないが、できれば白がいい。
宵の明星に関しては夕焼け色もいいですね。
↓は高度が低いことも追い打ちをかけたシーイングで唯一、管理人のイメージに合ったものです。
月と木星のランデブー
昨夜は、見かけ上月と木星が最接近する日でした。
例によってコンパクトデジタルカメラで撮影しました。
月の明るさを落とした結果、木星がこんなに存在感がなくなります。
月の模様も確認して、木星のガリレオ衛星も確認できるような方法はないでしょうか。
仕様カメラ SONY DSC-WX500、f/6.3、露出1/10秒、ISO800、焦点距離18mm。ピントはオートです。
まとめ
金曜の夜は、週末に向けて気分もいいので、勢いよく観測・撮影が進みます。
まだまだピント合わせの技術が甘いので、管理人自身も悔しい思いをしながら撮像をしています。
今回土星は新たなピント合わせ法を考えたので、本日以降活用してみます。
木星は、やはりシーイング次第というか、どんなに頑張ってピントを追い込んでも、ダメな時はだめなのではないかとの思いを抱き始めました。
未だにピントのとっかかりを見つけることが出来ていません。
NGC1528と、NGC1582、紛らわしいですが、この程度で躓くようでは、この先思いやられます。
最近、記憶力がなあ・・・
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