明るい夜と思ったら
先般、本当に運がよく、天体撮影をする機会がありました。
しかし、明るい夜なのか、霞がかった夜だったのか、一等星が見える程度の明るい夜でした。
こうなると、とても困ったことが起きます。
管理人の天体導入方法
管理人の天体導入方法は、目盛環を使ったものです。
撮影目標天体の近くの明るい星を導入し、その赤経赤緯値をセットし、その目盛を基準に、撮影目標天体の赤経赤緯値に飛びます。
目標天体の近くの明るい星、これがいかに重要か分かります。
訳あって、現在は室内から観測・撮影をしていますが、頼りは、ベガとデネブでした。
しかし、時のたつのは早いもので、観測ができる暗さになるころには、ベガはもちろん、デネブもかなりの高度になっていて、部屋の窓からではとらえられなくなりつつあります。
梅雨真っ盛り、無駄に時は過ぎ、これではデネブが捉えられなくなります。
明るい空
基準恒星を捉えられない原因は、高度の問題だけでなく、明るい空という原因もあります。
もしかしたらファインダーで捉えられたかもしれないDSOが、残念ながら見逃されてしまうことがあるのです。
光害
管理人の家の周りには、スーパーとか、自動車学校とかがあって、割と光害が気になります。
特に低空の恒星は影響を受けています。それらが、せめて昇ってこないと基準恒星になり得ません。
霞んだ空
これは季節柄しようがないのかもしれませんが、最近の晴れの日は、だいたい霞がかっており、一等星以上はともかく、二等星以下は、ほとんどといっても過言ではないくらい見えません。
ベランダや室内からの撮影にとって、とても困ったことです。
折角晴れたー!って思っても、暗くなってみると、撮影対象から遠く離れた一等星しか見えない、ということが多々あります。(強引にその星を使って導入はしますが)
極軸設定にも星は必要
今、重くなった望遠鏡の三脚の敷物をアルミで作っています。
いや、作ろうとしているのに、雨のせいでDIYできないのです。
それが出来たとして、久しぶりのベランダ撮影ですが、おそらくアンタレスが見える程度なのではないかと。
そして一番重要なのは、極軸設定です。うちのベランダからは北極星が見えないので、設定方法はドリフト法しかありません。
そのためにも、星がそこそこ見えていないと困るんです。
北極星さえ見えたら、SharpCapの極軸設定機能が使えるのに・・・
今考えているのは、前にも紹介したアプリ、Polar Scope Align Proです。真価のほどは今一つ分かっていませんが、できれば北極星もドリフト法も星も無しで、ベランダで極軸設定したい。
十字マークが中心に来るように、赤道儀の東西・高低調整をします。
そのために、赤経軸に、方位も傾きも平行にiPhoneをセットできるようにするにはどうした良いか。
これが実現したら、ベランダ撮影の革命的出来事です。
DIY、頑張ります。
今、SV503 102EDで観測したい天体
星は見えないといいますか、梅雨のせいで、一等星が見えるなんて状況じゃありません。
それでも今、部屋の窓から見える範囲で、観測・撮影したい天体は、ケフェス座及びはくちょう座の中間渦巻星雲NGC6946です。
視等級9.6。パワーアップしたファインダーで、捉えられるかも?
写真を見る限り、腕はかなり薄い感じなので、80mmから100mmにパワーアップした望遠鏡で、どの程度の写真を撮ることができるか楽しみです。
まとめ
管理人の撮影には、基準となる恒星が見えないと、撮影に入ることができません。
それ以前に、長い梅雨・・・
この梅雨が早く開けることを祈るばかりです。
この雨マークのしるし、絶望的。。。
新しい望遠鏡を前に、ぐっとこらえる管理人・・・
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