コンポジットできなかった騒動を発端に
ライブスタックをするために、なるべく多くの星を掴むことが必要で、画角の広いカメラのことを考え始めました。
カメラの買い替えなどを考える前に、やることがあったんですね。
上の記事に、SamさんとUTOさんからアドバイスをもらって、また色々と勉強、気づきがありました。
・内径36.4mmのドローチューブに今どきのデジタル一眼レフカメラを接続するアダプター
・SharpCapベータ版で、デジタル一眼レフカメラでライブスタックができること
・ASI294MCもしくはデジタル一眼レフカメラを使うと、今のレデューサーが使えなくなる。
・デジタル一眼レフカメラを買うなら、天体改造したものが楽しいかも
・SharpCap自体に極軸調整の機能がついていること
・コンポジットをする場合には、フレームが多くても、一つ一つのフレームに目を通すこと
・安くて優秀な鏡筒で視野を広げられる
・撮影モードはRAW16に(管理人はRAW8でやってた)
・コンポジットのフレームのファイル形式はFITSかTIFFで(今回管理人はPNGでやっていた) ETC
地道な努力
Samさんが、先日コンポジットできなかったファイルで、PixInsightを使ってコンポジットしてくれるとおっしゃるので、お言葉に甘えることにしました。
その結果、230枚のフレームのうち、176枚のコンポジットに成功されました。Samさん、ありがとうございました。Samさんは、230枚のフレームの全てを見て、星が二重に移っているような粗悪なフレーム8枚は除かれたそうです。
やっぱり、良い画像を得るには、努力は怠ってはいけないんですね。
僕は、ほとんど見なかったです。
↓その結果がこれ
あのフレームたちから、こんな画像が得られるとは・・・・感動的です。
Samさんの努力がにじみ出てます。
管理人も、フレームを一枚一枚見て、コンポジットしてみた
DeepSkyStackerでも、粗悪なフレームを除けばうまくいくかもというお話もあったので、試してみました。
粗悪なフレームは11枚はじきました。
そして、コンポジット実行、結果は、フレーム1枚のみコンポジットという結果。まあ、コンポジットされなかったということです。
星を探す閾値を変えなさいと言われているのですが、ここは結構何度も変えて試したんですが、ここで諦めることなく、パラメーターを変えてみました。star detection threshold。
最後に失敗したパラメーターは、星の数は3個でした。最低3個掴めばコンポジットされるという気持ちを込めて。
そこは考え方を変えて、8個にしてみました。
SharpCapでは8個あればライブスタックは進みます。
そしたら、なんと、なんと、61ものフレームがスタックされました!
調子に乗って、星の数を増やしていきます。
しかし、結果は6フレームのみスタックされました。
DeepSkyStackerのベストな星探し閾値は8%、星の数8個ということでしょうか。
フレームの明るさとかにも影響は受けるんだろうけど。
(Samさんは、20%以下の設定でなんと220フレームのコンポジットに成功しています)
Samさんの地道な努力のおかげで、DeepSkyStackerも使えるソフトになっていくかもしれません。
極軸を再調整して撮影に臨めば、もっと良い結果が出るでしょう。
そしてカメラは?
デジタル一眼レフカメラの中古を買うのが一番リーズナブルだけど、一番変化を要求されるような気がします。
デジタル一眼レフカメラによるライブスタックも、SharpCapベータ版で提供されているようですので、そこは救われそうですが、何となくそのやり方が大きく変わりそうだし、レデューサーの買い替え、各種フィルターの買い替え、その取り付け方とか、いろいろあります。
やっぱりASI294MCが一番変化のない楽な進め方ですが、先立つものは、お金ですね。
9万円、どこかに落ちてないでしょうか。
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