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【天体撮影】8秒と30秒、短時間露出と長時間露出の比較

天体撮影に関する事項
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思い付きで比較

露出は10秒間以内と決めた管理人は、思い付きで過去の画像から、最近撮影したものと同じ画像を探し出し、比較してみることにしました。

過去の画像は露出30秒間です。そして、最近撮影したのは8秒間。並べてみるとどのような差があるのか、8秒間では物足りないのか、そんなところを見ていきたいと思います。

結果としては、大きな違いを見出せませんでした。

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おおいぬ座散開星団NGC2383とNGC2384で比較

比較対象は、おおいぬ座散開星団NGC2383とNGC2384です。不公平がないように、過去の画像は、編集をし直しました。今の編集に対する感覚も、進化というか、過去とは変わっているからです。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:GIMP(色レベル補正、ノイズ軽減を実施)
撮影場所:自宅ベランダ

この二つの星団はこじんまりとしており、こんな感じで並んでいます。

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画像を並べてみると・・・

①2021年2月16日撮影

露出30秒、総スタック時間820秒間、GAIN250。
かなり追尾誤差が出ていますね。
それはおいておいて・・・

②2021年3月8日撮影

露出8秒間、総スタック時間600秒間、GAIN380。
これも追尾誤差が出ていますが、南北方向の誤差はかなり改善しています

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編集前画像

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比較して思ったこと

ピントの問題もあるかもしれませんが、NGC2383を比較すると、②の方が細かい星まで写っているようです。
また、全体的に、①はベールがかかっているような印象です。
ただし、その違いはほとんどなく、両方とも美しい散開星団が写っています。

編集前画像は、意外にも②がよく撮れているようです。まあ、天候の差くらいの差ではありますが。

露出は長い方が情報量が多くなるかと思いましたが、このクラスの散開星団ではほとんど違いを見い出せません。

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まとめ

管理人が狙う天体は、メインは視等級10以下の散開星団、球状星団、惑星状星雲、銀河です。
これくらいの明るさであれば、撮影時間を十分に確保することで、短時間露出でも、十分写ることが分かりました。
もしかすると、画像の出来栄えは短時間露出の⓶の方が上かもしれません。

また、このレベルの露出時間の違いなら、情報量はGAINで十分補えることがわかりました。
これが、5分間、10分間露出と長時間の露出と比べられると、全く違う話になるのでしょう。

結論としては、8秒間露出でも物足りない画像にはならない、ということでした。

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