雲空のせいで、天体観測が出来ない夜が二日続きました。
天体観測できない夜は面白くないです。
Samさんからまたアドバイスをいただいたので、今夜は試したいところです。
惑星状星雲は面白い
管理人が今までに観測をした惑星状星雲の中で、一番不思議で神秘的な形をしていたのはNGC2392(エスキモー星雲)です。
まだ、そんなにたくさんの惑星状星雲を見たわけではないけど、今のところ、撮影が一番うまくいっている惑星状星雲が、エスキモー星雲です。
惑星状星雲は、どれも個性的な形をしていて、見ていて楽しい。
今までに3回観測
エスキモー星雲は、今までに三回観測しました。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:GIMP(色レベル補正、コントラスト調整を実施)
撮影場所:自宅ベランダ
①2020年12月19日 ②2021年2月17日 ③2021年2月24日
①10秒露出、総スタック時間100秒
②30秒露出、総スタック時間690秒
③8秒露出、総スタック時間1200秒
グリーンのがエスキモー星雲。
撮るたびに姿が変わってしまうのですが、②が結構うまく撮影できたと思います。中心部の形状が奇跡的に良く写っています。惑星状星雲らしい。
③は、撮影時間が長すぎたかもしれません。中心部の飽和はそのせいかと。
①も、そこそこ良いです。撮影時間を短めにしたのが功を奏したかもしれません。
それから、2月24日のは月光参考です。月齢12.3の月が輝いていました。
まとめ
エスキモー星雲はふたご座に属していますが、ふたご座はかなり早い時間から天頂付近にのぼってしまっており、望遠鏡が三脚に引っかかって、撮影が難しくなってきました。
それでも、鮮やかな色で、画角への導入が比較的平易なエスキモー星雲、気軽に平易に観測・撮影することができます。何かの試し撮りする時に使いたくなります。
因みに、NASA は、「エスキモー」の呼称が「北極圏の先住民族に対する人種差別主義の歴史を持つ植民地の用語」であるとして、2020年に、今後この呼称を用いないことを発表しているんですね。
しかし、エスキモー星雲という名前、好きなんですよね。だからブログでもついつい使ってしまいます。
今シーズン、あと一回は撮影したいです。
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