昨夜の天体観測
昨夜は、東の空のみ晴れており、南の天体はほぼ観測できませんでした。
したがって、南の空に出てこないと管理人の家から観測できないオリオン座は観測できませんでした。
折角オリオン座のNGC1981を撮影したかったのに、残念でした。
そのかわり、長い時間雲に覆われなかった東の空のおうし座、ぎょしゃ座付近の星団を観測することにしました。
目標天体は
星図ソフトで、色々物色して、奇麗そうだったぎょしゃ座NGC1857、おうし座NGC1647を撮影することにしました。
また、物色して、撮影しているうちに、南の雲が少なくなってきたので、くじら座の渦巻銀河M77も撮影することにしました。
M77は、明るい天体だし、どちらかというと惑星状星雲に見えたので、チャレンジすることにしました。
M77が撮影出来たら、管理人にとって初の銀河撮影となります。
結果
モータードライブはやはり不安定でしたが、どれも明るい天体だったので、10秒露出300秒撮影でのぞみました。
撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、GAIN:Middle
撮影及びスタッキングソフト:ASILive、ASILiveによるライブスタッキング
撮影場所:自宅ベランダ
NGC1857(赤経05h20m、赤緯39°20′)
もともと散開星団なので、賑やかではないのですが、細かい星の集まり具合が奇麗です。
やはり散開星団は、撮影しやすいです。
GIMPで、色レベル、トーンカーブ編集し、若干炙り出してます。
NGC1647(赤経04h45m、赤緯+19°06′)
こちらは少し賑やかな散開星団です。やはり天の川付近は、見るべき天体がたくさんありますね。
こちらも、GIMPで、色レベル、トーンカーブ編集し、若干炙り出してます。
M77
残念ながら撮影中に雲に覆われてしまい、短時間の撮影時間となってしまいました。今夜晴れていたらもう一度チャレンジします。
まとめ
たくさん撮影した感があり、充実した夜でした。やはり星団は奇麗です。
原点に戻った気がします。
また、自動追尾が不安定であれば、そしてそれが是正不可能であれば、それを受け入れて、短い露出時間で撮影して楽しめる天体を探せばよいとも思い始めました。
そして、今後ですが、NGC1981、M77は観測するとして、
新たな目標を見つけました。
①くじら座の惑星状星雲NGC246(赤経00h47m、赤緯-11°52′)
②はと座の球状星団NGC1851(赤経05h14m、赤緯-40°02′)
③ちょうこくしつ座の渦巻銀河NGC7793(赤経23h57m、赤緯-32°35′)
短い露出時間でどこまで撮影できるか、挑戦です。
①は形がユーモラスで、管理人のベランダから観測可能です。D80mmの小口径でどこまで見えるか楽しみです。ちょっと暗い天体なので、見つけにくいことは間違いないです。当たって砕けます。
②は、かねてから観測したかった球状星団です。これまでは、散開星団しか撮影してこなかったので、球状星団がどんな感じに見えるのか楽しみです。
③これも形がユーモラスで、撮影リスト入りしました。等級はなんとか管理人の望遠鏡で見られそうなくらい。これも当たって砕けます。
しかし、冬は、目標天体に事欠きませんね。
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