星雲の撮影は難しい
星雲で何が素晴らしいかって、淡い雲の美しさです。
今取り組んでいるオリオン座大星雲はもちろんのこと、プレアデス星団や、M78や・・・
M78はオリオン座大星雲まわりのDSOを調べてみたら気づいたものです。
かのウルトラマンの故郷ですね。
このM78も淡い部分を持った星雲で、管理人のカメラの画角にもいい具合に収まります。
淡い部分を出す練習にはもってこいです。
淡い部分を滑らかに出すには
やはり、複数のコマを合成するスタッキングが必要です。
しかも、淡い部分を飽和させることなく表現しなければなりません。
これも多段階露出撮影が必要だと思います。しかも分単位の露出が必要な気がします。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、撮影・スタッキングソフト:ASILive、
GAIN:Middle、撮影場所:自宅ベランダ
30秒露出300秒撮影くらいのプレアデス星団は以下のように、そっけのないものになります。当然星間ガスなど写ることはありません。
M78星雲もプレアデス星団と同条件で撮影しましたが、非常に寂しい結果になりました。
写真中央の二重星のあるところがM78ですが、淡い部分はほんの少しだけしか出ませんでした。
長時間露出のコマが必要
淡い部分を出すには、分単位の露出のコマが必要だと思います。
問題は、分単位というところです。
分単位の露出をして、星が流れることなく、スタッキングできるかどうかです。
昨夜は、星が流れることを一つの原因としてライブスタッキングがなかなか進行せず、とても苦労しました。
現在の管理人の問題点
管理人のシステム、口径80mmの屈折望遠鏡に惑星用CMOSカメラ、モータードライブ、これだけそろっていれば何とかなるはずです。
問題は極軸設定の正確さなのです。
今のように30秒露出で星が流れるようでは、分単位のコマはスタッキングされません。
5分、10分となるとオートガイダーが必要になってきますが、管理人の望遠鏡にオートガイダーは取り付けられません。
ということは、極軸設定をより精緻にするほかありません。
あと、短時間露出を組み合わせて、何とかする、とか。
今でもそれなりに良い線いっていると思っていましたが、昨夜ASILiveでライブスタッキングが成立しなかったのを見て、これは星が流れているからだと確信しました。
北極星が見えない管理人のうちのベランダ、見えたとしても、極軸望遠鏡を持っていません。
今より精緻に極軸を精緻に設定するのって難しいなあ。
今夜、極軸を微調整してみようか。。。
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