目次
概略
かに座の位置が良いところにあり、いつものエアコンの室外機との干渉が避けられたので、3時間という、管理人にとっては長い露光を確保できました。
その割には少し星が少なめなのですが、奇麗な星団でした。
前から興味は持っていたのですが、色々な物への干渉の関係で、この時期を待っていました。
プレペセ星団は別名「ハチの巣」。
どんなに蜂がぶんぶんしているのか楽しみです。
炙り出しは、まずまずというところです。何だか青ハロのせいで美しくなっている感もあり、少し不満な結果となりました。
撮影と撮像への経過と結果
恒星のピント合わせ
かに座の恒星はさっぱり見えず、基準恒星は、この段階で、ふたご座のポルックスに決めました。
省力化のため、バーティノフマスクを使ってポルックスでピント合わせをしました。ピントは既にあっていました。
極軸設定の状況と自動追尾の状況
今回3時間という長い撮影をする予定でしたので、設定は慎重に行い、設定誤差16″に抑え込むことができました。
自動追尾の状況もまずまずだったと思います。3時間の長丁場を少々の誤差で乗り切りました。
基準恒星と目標天体の導入
前述したようにかに座の星が見えなかったので、ふたご座のポルックス(等級1.15、赤経7h45m、赤緯+28°01′)を基準恒星と決めました。
ピント合わせした時のポルックスが、まだ画角の中にあります。
目標天体のプレペセ星団は、赤経08h40m、赤緯+19°39′の位置にありあります。
少し距離がありましたが、一度のトライで捉えることができました。excellent!
撮影の結果と、撮像の結果
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN320、30秒間のfitsフレーム360枚を撮影し(計3時間)、すべてをSiril1.0.6でコンポジット・フラット補正・ダーク補正・バイアス補正
画像処理:Sirilによるフォトメトリック色補正、ヒストグラム変換
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年2月8日
撮影の結果
右寄り中央が、ハチの巣です。3時間も露光したのになんだか寂しいです。
撮像の結果(Sirilによるフォトメトリック色補正、ヒストグラム変換)
何となく賑やかになりました。それでもまだ物足りないような・・・でも完成とします
コメント