概略
昨夜も、天気予報上は晴れ、天体観測上は曇りでした。
最近このパターンがずっと続いています。
雲の切れ間から、目標天体が顔を出したり隠れたり、霞み空の向こうの弱弱しい光であったり。これ、天気予報では晴れ、もしくは、晴れ時々曇りと表現されます。
ですので、朝、夜の天気予報が晴れになっているので、小躍りして喜ぶのですが、肝心の夜を迎えるとがっかりすることが、とても多いのです。
昨夜がまさにそうでした。
見えたのは、ベガと土星くらいでした。
しかし、土星くらいなら何とか撮影できそうです。
がんばって撮影基地を設営し、土星の撮影を試みました。
かなり弱い光でしたが・・・
結果としては、そこそこの画像を得ることができました。
品質は良くないですが、撮影を楽しむことはできた感じです。
残念ながら、木星には厚い雲がかかった状態で、撮影することはできませんでした。
なお、今回もSharpCapのみで撮影しました。
土星の画像
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0による撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPによる露出調整
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年9月28日
画像①
霞み越しにしては、まずまずの画像です。カッシーニの空隙もはっきり確認できます。本体模様も少しだけ確認できます。
画像⓶
画像①に比べるとピントが甘いです。
ピント合わせは撮影するごとにリセットして合わせなおしています。
画像③
一番ピントが合ってないですね(^-^;
なんとかカッシーニの空隙が確認できるということで良しとしましょう。
まとめ
画像の大きさがばらばらで見ずらいですが、お許しを。
土星の大きさは同じです。
少しずつSharpCapでの撮影も安定してできるようになってきました。
惜しむらくは、自宅ベランダから、北極星を使って精緻に極軸を設定できないことです。
出来ないことはないのですが、その場合、ピント合わせ、画角への導入が体勢的にとても難しいのです。
仕方なく、極軸設定は、赤経軸を真北に向けるだけの簡易設定になり、画像に、惑星が動いた跡が残ってしまいます。それを除いたのが、上の画像です。
カラッと晴れた空で、のびのびと惑星やDSOを撮影してみたいです。プチ遠征も体力使いますので・・・
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