概略
8月31日も土星を撮影でき、運が良かったのですが、GAINの設定を間違えたせいで、土星の姿はイマイチでした。
意外にも9月1日にも土星を撮影するチャンスがあり、再チャレンジしました。
21時半、とろとろしていては、雨雲がやってきてしまう。
とにかく急いで撮影基地を設営しました。
予定どおり、土星の動画を10本撮影、この中にピントの合った宝石があるはずです。
ところが、
UV/IRカットフィルターを装着せずに撮影してしまったんですね。
おかげで土星のどの画像もぼーっとした様子になってしまいました。
前夜と同じくミスってしまった。折角天気悪い中のチャンスなのに悔しいです。
今回は、赤外線・紫外線ボケの土星のご紹介となります。
赤外線・紫外線ボケの土星
[撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6SP
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)で撮影(90秒間、露出6.5ms、GAIN380)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:無し
撮影場所:自宅ベランダ
撮影時期:2022年9月1日
画像①
今回は下から狙ったような土星になってしまいました。UV/IRカットフィルター無しにしてはまずまず写っています。
画像②
画像①よりもカッシーニの空隙が明確になっています。ここがピントのベストポイントかもしれません。
画像③
ピントのベストポイントを通過したようです。カッシーニの空隙がほぼ見えなくなりました。
何だか今日はぼーっとした画像だなとは思ったのですが、UV/IRカットフィルターを忘れているとは気づかず・・・
まとめ
台風の接近で、いつ突然雨が降り始めるか分からないので、観測には大きめのビニールごみ袋を準備しておこうと思います。
パソコン、モータードライブ、コントローラー、特にモータードライブとコントローラーがやられると、僕の天体観測ライフはだめになってしまいますから。
このところのミスは、雨に追われていることもありますが、年かもしれません。急ぐとどこかで忘れ物をするのです。
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