概要
満月が近づくと、必ずモザイク処理をしたくなります。
去る8月12日が満月でしたが、都合により撮影ができず、若干欠けた、月齢17.4の8月15日未明の月をモザイク撮影・合成処理を行いました。
管理人のASI462MCは、これだけ欠けても、月全体は写らないんです。
あと、惑星の観測もして、鏡筒が惑星仕様になっていたので、月面の拡大撮影も行いました。
月で遊ぶのは楽しいですね。
月のモザイク撮影・合成と、その他の画像
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6で撮影、AutoStakkert3.1.4でスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、Image Composite Editerでモザイク合成
使用フィルター:×0.5レデューサー(ピース撮影時のみ使用)、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年8月15日未明月曜日
今回も薄曇り参考です。
これまでは主焦点で6ピース撮影して合成していました。しかし考えてみると、レデューサー焦点でも画角には収まらないASI462MC。
レデューサー焦点で2ピース撮影して合成したらよいじゃないかということになり、早速実行です。
ピース1
少し暗めに撮影します。明るさは後で足すことができます。
やはりピントが甘いかなあ。薄曇りのせいか・・・
ピース2
薄曇りではありましたが、良い月夜でしたよ。まったりと薄曇りの月光を浴びました。
合成(回転含む)結果
Image Composite Editer久しぶりの登場です。このソフトはとてもすごくて、ピースを、
ソフト内に放り込んでクリックすると、合成画像が出来ているという優れもの・・・訪問者さまに教えていただきました。感謝感激です。
月面の様子は、一番目が行ったのは、危難の海が、半分だけぎょろっとしているところでした。
あとはティコの輝きが、いつでも迫力を放っています。
先般の天文ガイド誌の付録で月面図がついていて喜んだのですが、どうも月面と照合することができません。そこでこんな貧弱なコメントになりました。月面についてもっと詳しくなりたいです。
虹の入江
管理人が一番気に入っている月面の造形は、「虹の入江」です。入江の優美な曲線が何とも言えません。
意外にも初めてのバロー系焦点での拡大撮影です。失敗しました・・・
Wavelet処理の力を借りて、この出来栄え・・・
アトラス・ヘラクレス付近
何とか月面図と照合しています。思ったより上手く撮れました。右端はアトラスか?
月面を完全に理解できていないのが悔しい。
危難の海
こちらをにらみつけているようです。さすが危難の海。海を囲う山の造形も良いですね。
この画像もWavelet処理に頼りました。
まとめ
月は楽しい反面、明るさの設定やピント合わせなど、天体撮影のエキスが詰まっている気がします。
月の撮影を上手に行えるようになったら、マイスターといえるのかも。
頑張って、月の撮影をしてスキルアップしていきたいです。
↓ちなみに、昨夜の木星と月の最接近です。iPhoneにて。このスキルも上げていかないと。
コメント