再編集の経緯
DeepSkyStacker(以下DSS)の設定の問題で、コンポジット後の恒星が、ドーナツ状、紙切れ状になる現象の影響を受けた画像は、すべて設定を変えて再編集することにしております。
なるべく撮影日が古いものから再編集しています。今回は、や座の球状星団M71「エンジェルフィッシュ星団」を再編集します。
元画像の拡大版はこちら↓いつ見ても気持ち悪いですね。これを美しく編集します。
そろそろこの再編集プロジェクトも終わりに近づきました。あと、三日月星雲を再編集したいのですが、撮影が必要なようで、後回しになっています。
再編集の経過及び結果
再コンポジット
DSSのCOSMETICタブのチェックを外して、dark・flatのタブは、Kappa sigma clippingにチェックを入れてコンポジットします。結果が↓
ドーナツ状恒星、紙切れ状恒星は無くなったようです。
なお、これまでの設定でコンポジットした画像はこちら↓ドーナツ状恒星と紙切れ状恒星まみれですね。
フラット補正
フラットフレームを使ってコンポジットをしておりますが、念のため、今回の画像もフラット補正をします。
なんかちょっと奇麗になりました。
色レベル調整とノイズ軽減
若干強調して、ノイズ軽減しました。
なお、強調しすぎると、ドーナツ化が進むことが分かりました。
ですので少し控えめに強調しました。
しかし、なぜこんなドーナツ化などということが起こるのだろう。
↓再編集後の拡大版。ドーナツ状恒星、紙切れ状恒星、無くなってますよね。
まとめ
これで一とおり再編集は終わりました。
あとは三日月星雲を撮影しなおすだけです。
しかし教訓がありました。あまり強く強調するとドーナツ化が復活することです。これは、レベル調整の目盛りを見ながら強調するほかないと思います。
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