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【天体観測】NGC2392「エスキモー星雲」の撮影に失敗

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概略

うちのベランダから撮影しやすい角度にあることから、久しぶりにエスキモー星雲を撮影したくなって、撮影基地を設営しました。まだかなり寒かったけど、パックマン星団の時よりはましでした。

過去にエスキモー星雲を撮影した時には、まずまずの出来でした。
というわけで、そこそこの出来の画像を得ることだろうと思っていました。

しかし、ピントはずれ気味、白飛び気味などなど失敗作に終わりました。

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撮影と撮像に至る経緯

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定は22″の設定誤差に抑えました。上々の出来です。
しかし最近、調整中に追尾誤差の数値が動かなくなり、そのたびにやり直しをするという事態が、一度の極軸設定で3回はあります。これ、結構鬱陶しいです。

自動追尾の状況は、目論見としては3時間の露光をかけるつもりでしたが、エアコンの室外機がカメラにほんの少し干渉し中途半端な撮影時間(97分)にとどまりました。追尾誤差は最小限に抑えられました。
しかし本撮影においては、極軸設定、自動追尾の問題ではありませんでした。

基準恒星と目標天体の導入

基準恒星は特に定めず、エスキモー星雲あたりを適当に撮影し、Astrometry.netでその場所の赤経赤緯の値を調べ、そこを基準にして、エスキモー星雲を導入しました。
このやり方は、ピント合わせを忘れがちになるので、いけませんね。気を付けます。
エスキモー星雲の位置は、赤経07h29m、赤緯+20°54′。
↓基準にした空域は、赤経07h45m、赤緯+25°41′の様子。勘で望遠鏡を向けましたが、まずまずの位置に陣取ることができました。↓

撮影の結果と、撮像の結果

赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)により、GAIN350、30秒間のfitsフレーム194枚を撮影し(計1時間37分)、その全てを、Sirilでコンポジット
画像処理:Sirilによる色補正、フォトメトリック色補正
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年2月16日

撮影の結果

撮像の結果

Sirilにより、色補正とフォトメトリック色補正、ヒストグラム変換を実施し、以下の画像を得ました。これにて完成としました。

↓拡大
ピントも甘い気がするし、今回の撮影はいろいろと甘かったです。

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まとめ

今回の撮影は、リトライの対象となります。
次回は、しっかりとピントを合わせて、鮮明な画像にしたいと思います。
やはり感度の良いASI462MCを使うべきだろうか。

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