バーニヤ目盛とは
最小目盛以下の数値を読取る補助をするもの。
つまり、目分量で行わざるを得なかった、目盛の間を正確に測ってくれるのであります。
画期的です。
上の記事で、最後は目盛環の目分量みたいなことを書いたら、カメラde遊ingさんがバーニヤ目盛のことを教えてくれました。
で、昨日、カメラde遊ingさんに作り方を教わって、試しに作成してみました。
第一号作品
赤緯目盛りは、装着が難しいので、今回は赤経目盛だけです。サイズを決めてパソコンで作成しました。
そのサイズとは、
まず、管理人の赤経軸は最小目盛が10mです。
したがって、バーニヤ目盛は、19個分を10分割して目盛りを作成します。
なお、↑の写真の目盛は5刻み。
これ、間違っていると思うので、ひとめもり10に読み替えてください。
NEWポラリス赤道儀の目盛環は、直径が7.5cm、したがって、目盛環の外周は、23.55cm。
目盛環は24hあるので、すべての目盛りは144です。
したがって、一目盛の長さは、23.55cm÷144=0.16cm
これを19個分作り10分割して作ったのが、写真の目盛りです。
測定の仕方
ここから先はカメラde遊ingさんから教わっていたものではありません。もし間違っていたとしてもカメラde遊ingさんのせいではないことをお断りしておきます。
それでは問題です。以下の写真の赤経値はいくつになるでしょうか。
繰り返しますが、目盛は0から10刻みで読み替えてくださいね。
バーニヤ目盛がゼロのところを探す
20mから30mが該当します。そこでここでは20mとします。
バーニヤ目盛と赤経目盛が一致している目盛りを探す
写真では10の目盛り(20の目盛りと読み替えてね)のところが、バーニヤ目盛と赤経目盛が合っているように見えます。したがって、ここでの数字は2です。
最終結果
上記でもとめた2を、最初に求めた赤経値に足し算します。
したがって、正確な赤経値は、20h22mということになります。
これでよかったのだろうか
疑問に思ったのが、目分量で見た値と、バーニヤ目盛で導いた値がそれなりにずれていることです。
20h25mくらいにならないといけないのではないか。
あと、一目盛の長さ、この辺り、ちょっとおかしくないですかね。
バーニヤ目盛、もう一度、気を付けて正確にトライしてみます。
バーニヤ目盛に誤差があるのではお話になりません。
本日はここまで。お疲れさまでした。
コメント
あれ?
目盛の振り方が逆じゃないですか?
赤経軸が時計回りにまわっていく過程で、この目盛の振り方だと見た目の目盛で0→50→40→30→20→10とカウントダウンでメモリが合っていくようになっていますよ。
(読み替えた場合で言うと0→9→8→7→6→5→4→3→2→1)
それとも0から合わせる読み方じゃないのかな?
その場合自分には分かりませんが合っているのかも知れません???
読み取り例を作ってみましたのでご参照ください。
https://drive.google.com/file/d/10nDjgoDv0IURPN7wRASK1F1PmIisfgW7/view?usp=sharing
自分の知らない運用方法があるのかも知れません。
その場合はご容赦を。
どうやって目盛を読んでいるのか分かりました。
自分には無い発想だったのでちょっと驚きましたよ♪
sanpojinさんの読み方の場合、こういう風に目盛を振ってください。
→https://drive.google.com/file/d/1G1QnfceYasBNxTlHMsIgEssN1kgTuAve/view?usp=sharing
こうすれば、バーニヤ目盛が赤経目盛と合致する順番は・・・。
0→1→2→3→4→5→6→7→8→9
になります。
画像の目盛位置で20時22分になっています。
あともう一つ。
人によるとは思いますが、バーニヤ目盛は赤道儀目盛環スレスレに貼った方が分かりやすいと思いますよ。
↑の写真の場合、目盛下の余白は切り落として重なっている元の黄色い指標が見えなくなるようにギリギリに貼ります。
そうなっていると、赤経が回転するにつれてバーニヤ目盛のどの目盛りが赤道儀目盛環と合致するのかハッキリわかると思います。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
あー、それ気にしていました。すれすれに張らないと、バーニヤ目盛と赤経目盛が合うところを見誤ると思います。正しい目盛りを作った時は、ギリギリに貼ろうと思います。
そうですね、合致点を分かるようにしなければ。
アドバイス、感謝です。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
まさか僕の読み方に根拠があったとは奇跡的ですね。見つけてくれてありがとうございます。
なるほど、この目盛なら、何だか合っている気がします。赤経目盛が減る方向に、バーニヤ目盛の目盛りも減らしていくわけですね。
しかし、マイナーな使い方なんでしょうね。こういう読み方をしている人はいるのでしょうか(笑)
しかし、バーニヤ目盛は深いですね。僕はまだ浅瀬にいますが、十分に深さを感じます。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
これ、とてもよく分かります。原理が分かったとまではいきませんが、バーニヤ目盛の使い方が分かったといいますか。
ところで質問なのですが、バーニヤ目盛の一目盛が主尺の一目盛の二倍くらいあります。こういうのもありうるのですか?
有り得ますよ。
前回記事コメントの応用の方です。
目盛間隔を広くすることで目盛環のどの目盛りがバーニヤに該当するのかより見分けやすくなります。
ただバーニヤ目盛の幅が大きくなってしまうので視線移動が大きくなるのと貼るスペースの問題が出てきます。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
なるほど、確かに、より見分けやすくなりますね。確かにスペースは悩ましいところですね。
ありがとうございます。アドバイス感謝します。
失礼しました。計算根拠を確認したら、目盛環の外周を360で割っていました。これでは一目盛が狭くなるわけです。先ほどの質問は撤回します。すみませんでした。
カメラde遊ingさん、アドバイスありがとうございます。
いや、この目盛は、単純にエクセルの列の順番に大きくしていっただけでして汗
カメラde遊ingさんの知らない世界では全くなかったのです。
確かに、赤経目盛が増えていく方向と逆にバーニヤ目盛減っていくのは常識的に考えてもおかしいです。昨夜はそんな深いことを考えてなくて。
普通に赤経目盛の増える方向にバーニヤ目盛も増えていくのが正しいと思います。
後にいただいたコメントで、そういう読み方もあるとのこと、なんだか不思議な気持ちです(笑)
しかし、バーニヤ目盛は画期的ですね。早くこれを使って天体を導入してみたいです。今は目盛を読むので精一杯ですが、バーニヤ目盛を使って特定の赤経赤緯値を設定する方法までは頭の中にはないのですが・・・
自分自身が自作沼にハマってしまうのを避けるため、白線の内側に下がって見ていまし
たが、一つだけ。トップの赤道儀の写真を見ると、目盛環の黒文字の時角0~2時の12目
盛分を、印刷物で10等分しているようですが、OKでしょうか?
自分だったら、赤文字の赤経目盛の数字から20h04mと慌てて読み取ってしまいそうなの
で、19h56mと正しく読み取るために副尺には「0、-2、-4、-6、-8、-10」という数字を赤
色にしようかと考えて・・・いかん、沼だっ。
まいくろさん、お久しぶりです。また会えて嬉しいです。
目盛については、写真では確かに、目盛環の黒文字の時角0~2時の12目盛分を、印刷物で10等分しているように見えますね。もしかしたら結果的にそうしてしまったのかもしれません。だとしたらNGだと思います。実際に意図したのは、赤経目盛19個分を10分割して目盛りを作成したんです。
なるほど、赤字にするのはありですね。こだわりだすと楽しいですよね。僕はまだ楽しむところまでいかなくて。まだまだ分かっていないことばかりです。
白線の内側にばかりいらっしゃらずに、ぜひ、乗車してください(笑)
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします