撮影に至る経緯
まず、太陽を撮影するのをサボり気味であること、また、昼間は雲が出がちであること、というような言い訳で、太陽観測はちらほらとしか行っていません。
最後に撮影したのは1月22日です。
決して太陽観測が嫌いなわけではなく、晴れている昼間には望遠鏡を出そうと心に決めました。
で、今回の太陽観測となりました。
それでは、2022年2月2日の成果を紹介します。ご覧いただければ幸いです。
[撮影、画像処理に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社NEWポラリス赤道儀
鏡筒:ビクセン社80M(D=80mm、f=910mm、F値11.4、アクロマートオールコート)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI120MC-S
自動追尾:ビクセン社MD-5
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:広範囲画像は×0.5レデューサー使用
↓太陽を撮影中の、ビクセン社NEWポラリス80M
太陽全体画像 12:28
この日は、黒点に恵まれ、そこそこ賑やかな太陽を楽しめました。
3群あるように見えますが、群をなしているのは左の黒点群のみ、C群と言えるのでは?
群を観測するのは、星見の世界に戻ってきて(2020年)初めてかもしれません。
なお、撮影基地の設営前に、眼視観測をして、黒点がたくさんあると、撮影を行います。
黒点の一つもない日もあるので、事前に下調べをしたうえで、カメラやらPCやら取り付けるわけです。
黒点拡大画像① 11:59
これがC群ではないかとおもうのですが、違うかな。
群の周りにも、小さな黒点が確認できます。
残念ながら、少しピントが甘いです。
黒点拡大画像⓶ 12:03
これは、正面から見ることが出来ていたらそこそこ迫力のある、B群くらいの黒点群に見えていたと思います。
この角度からでは、残念ながら規模感がよくわかりません。
でも賑やかなのは確かで、楽しいです。
黒点拡大画像③ 12:05
これはA群でしょう。賑やかさに欠けますが、今回は、これだけたくさんの黒点を観測することができ、嬉しい気持ちです。
まとめ
今回は、黒点が賑やかで、楽しい観測となりました。
休日の昼間、いつもこんな感じだと、観測にも気合が入ります。
参考書で、黒点群の数え方を読んだのですが、理解はまだまだです。
賑やかだ、楽しいといった気持ち以外にも、アカデミックな何かを、今後徐々に盛り込んでいきたいと思います。
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