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【天体観測】モンキーヘッド星雲、NGC2175を撮影してみた

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概略

モンキーヘッド星雲と周辺の散開星団は、過去にライブスタックで撮影したことがあります。
ことのほかうまくいきました。

DeepSkyStackerや、Sirilを使ってコンポジットするようになってからは撮影はしていません。
腕試しのために再度撮影をすることにしました。

結果としては、過去に撮影した方が出来が良く、残念な結果に終わりました。
ASI294MCにして、画角が折角広くなったので残念です。

また、今回もエアコンの室外機にカメラが干渉し、淡い星雲に対して、60分しか露光時間をとることができませんでした。

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撮影と撮像に至る経過と結果

恒星のピント合わせ

モンキーヘッド星雲はふたご座の足あたりにあります。
奇跡的にふたご座のアルヘナが見えていたので、基準恒星にするのも見据えて、これでピント合わせをしました。
若干調整を要し、下の段階でピント固定しました。

極軸設定の状況と自動追尾の状況

極軸設定は、いつものSharpCapの極軸設定支援機能を使い設定しました。
設定誤差20″。
何となく円熟の境地です。

自動追尾の状況は、1時間という短い追尾とは言え、精度の高いものでした。
追尾ズレはほとんどありません。
これで3時間露光出来たらきっともっと画像は良いものになったに違いありません。

基準恒星と目標天体の導入

予定どおり、基準恒星はアルヘナ(等級1.9、赤経06h37m、赤緯+16°23′)としました。目標天体のモンキーヘッド星雲は、赤経06h09m、赤緯+20°29′の位置にあり、少し距離感がありましたが、2回のトライで画角に導入できました。

↓アルヘナです。

撮影結果と、撮像の経過と結果

赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN350、30秒間のfitsフレーム120枚を撮影、そのすべて(計1時間)を、Siril1.0.6でコンポジット・フラット補正・ダーク補正・バイアス補正
画像処理:Sirilによる色補正・ヒストグラム変換、GIMPによるトーンカーブ調整
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年1月30日

撮影の結果

中央下に、わずかに雲のようなものが見えます。これがモンキーヘッド星雲等です。もっと良く見えないと撮影しずらいですね。
管理人のシステムでは仕方ないことですが。

撮像の結果及び結果

Sirilによる色補正とストレッチ

Sirilによって、赤い星雲が見えてきました。(中央下)

GIMPによるトーンカーブ補正

赤い星雲部分を強調してみました。
さかさまになったモンキーが見える気がします。これで完成とします。

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まとめ

懸案である、中央に当たる光と、ドローチューブの回転は発生しませんでした。
光は、散開星団のような平面的な天体で発生するようです。
ドローチューブの回転は、様子見です。

昨夜の撮影の問題は、目標天体を画角の中央に入れられなかったことです。
とても寒かったからなのですが、寒さに負けてはいけませんね。

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