素材の良さは大切だが・・・
以前、撮影した散開星団二つ、
NGC1857、NGC1647ですが、素材を生かそうとするあまり、素材の良さを生かすことを忘れていた気がします。
素材の良さも大切ですが、もっと良さを引き出すことも必要ですね。
再編集後との比較
この二つの星団の画像を編集しなおしてみました。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、GAIN:Middle
撮影及びスタッキングソフト:ASILive、ASILiveによるライブスタッキング
画像編集ソフト:GIMP
撮影場所:自宅ベランダ
NGC1647
当時の編集
10秒露出300秒撮影の画像です。
色レベル、トーンカーブ編集し、若干炙り出しました。背景は完全な黒じゃない方が良いということをwebサイトで読んで、背景は黒くしない編集をしました。
再編集後
上の画像に、露出のブラックレベルを上げました。どうかな、ちりばめられた星がより生かされた気がします。
NGC1857
当時の編集
10秒露出300秒撮影の画像です。
これも、色レベル、トーンカーブ編集し、若干炙り出してます。そこそこ奇麗なのですが、背景を黒くしすぎないと、なんとなくベールがかかっている感じです。
再編集後
これも、上の画像に、露出のブラックレベルを上げました。これは明らかに素材が生かされて華やかになりました。逆に影のようなものが強調されてしまいましたが、これは、電線だと思います。うちのベランダの上空には、電線がたくさんあるのです。
まとめ
これまでなるべく自然体を意識して編集してきましたが、やはり背景は宇宙空間らしくそこそこ濃い黒が良いという結論に達しました。
完全な真っ黒だと、それはそれで寂しくなってしまうので、そこはうまくバランスをとって。
画像編集は、やはり奥が深いです。以前訪問者さまが言っていた、撮影5割編集5割、確かにそうだと思います。
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