今年は、2020年10月6日の準大接近前後、火星には本当に楽しませていただきました。
色々な表面模様を見ることが出来て、毎晩観測が楽しみでした。
何より自分の望遠鏡で、火星の模様を見るのは初めてでした。
その火星も、視直径が小さくなり、模様もはっきりしなくなり、いよいよピントが合わせにくく、いや、合わせられなくなってきました。
火星のピント合わせの基準は、何といっても、模様がはっきりしたところです。少なくとも管理人の望遠鏡ではそうです。
今は、その模様がどうやってもはっきりしないので、PC画面の火星表面に黒い部分が写ったら撮影していますが、はずれがかなり多いです。
繰り返しブログで言っていますが、火星が去っていくのは物悲しいですね。
一度は君臨した王様が去っていくような・・・
しかし、光度はマイナス1等級を維持しており、夜空の存在感は抜群です。
とにかく何らかの模様が確認できるまでは観測し続けたいと思います。
以下は、それでもまずまずだった画像です。今更ながらですが、Wavelet処理がなければ、こんな模様は絶対に出ません。
どれも同じ模様ですね。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×2バロー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6
2020年11月30日18:05撮影
この模様はよく見ました。またお前か、みたいな。
2020年12月1日19:14撮影
視直径は14.51″です。火星の顔は、不敵な笑みに見えますが。
2020年12月3日19:38撮影
視直径14.19″。どんどん小さくなっていきますね。寂しい限りです。
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