2機種の口径100mm屈折望遠鏡の比較をしてみたんですが、雑誌の広告を見て、同機種の高級というか後継機種が昨年発売されていたことを知り、3機種の比較とすることにしました。
追加したい鏡筒は、これ↓
タカハシWebサイト
高橋製作所製 FC-100DZ 価格245,000円税別
- フローライトアポクロマート口径100mm
- 焦点距離800mm(F8.0)※F値 焦点距離÷口径のことで、この値が小さいほど明るい望遠鏡で、暗い星雲とか星団などがよく見える。
- 分解能・極限等級1.16秒・11.8等
- 集光力肉眼の204倍
- 長さ840mm・外径95mm
- 質量3.9kg
付属品にはファインダーもついたようです。また、対物レンズにも相当改良が加えられていて、デジタル写真で問題になる青から紫色の短波長側のハローも、FC-100Dの約半分に抑えています。デジタル写真では、かつての銀塩写真の時代よりも遥かに高度な色収差補正が要求されているからですね。
質量も前機種とほとんどかわらず、いいですね。
ビクセンSD103SSDに使われているガラスレンズはg線(紫)・C線(赤)・F線(青)・d線(黄)・e線(緑)のすべてが0値付近に集まっています。これは、全ての色にわたって色収差が抑えられた、優れたレンズであることを示します。特に短波長のg線(紫)の収差が少なくなっているので、安定した像をとらえることができます。ビクセンも負けてはいないようです。
結論としては、
赤道儀などを加えた絶対額は高橋製作所FC-100DZが一番高くなりそうですが、値段重視ならビクセンSD103SSD。性能重視なら、残念ながらデータ不足。ただし、設計がFC-100DZが一番新しいと思うので、FC-100DZを一押しします。他の機種が悪いということではありません。
なお、とにもかくにも、管理人では手が届かないお値段です。
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