概要
惑星シーズン真っただ中に入り、画像処理をする機会も増えました。
いつも思うのが、Wavelet処理はどこまで施して良いのかということです。
もっとも、どこまで施しても良いのですが、どこまで施すと見ずらくなるかということを試したことがありませんでした。
今回以下のサンプルとパラメーターで比較をして見やすさ、見ずらさを確かめてみようと思います。
サンプル
対象天体:木星
撮影日時:2022年8月24日1:24(FireCapture)、8月27日0:12(SharpCap)
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6SP
撮影・スタック:FireCapture2.6又はSharpCap 4.0 (64 bit)で撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
結論として、画像④まで強調処理をしても見ずらくないということになりました。
①→⓶以外は、これくらいのパラメーターの刻みではあまり画像は変わらないんですね。
確かに少しずつ画像は明確になっていますが、この画像は見にくいというレベルには至りませんでした。
むしろ、①を除いて、趣味によってどれもありうる感じです。
SharpCapで撮影したものにも同じことが言えます。
もっと差が出るかと思っていましたが、残念な結果に終わりました。
因みにLayer3で試してみると、どぎつくなる感じです。
折角この記事をご覧になっていただいている方には申し訳ありません。
管理人にとっては、layer2まで弄っていいんだというメリットがありました。
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