かに星雲確保の感動冷めやらず、DSOの世界は素晴らしいと思っています。
一方で、次のターゲットを見つけたいとも思っています。
ZWO社製CMOSカメラASI462MCは惑星専用とも言われ、画角が狭く、大きな広がりがあるような天体は不向きです。
しかし、これ以上お金をかけられない!
一方で、かに星雲を捉えることができたということは、かに星雲のような、こじんまりとまとまった天体であれば、観測が可能ということになります。
訪問者さまの皆さまには、いろいろご提案いただいています。球状星団、惑星状星団など。
考えているとワクワクしてきますが、目標天体を、狭い画角にとらえられるかどうか、という問題があります。
昨夜は、うちからは比較的早い時間に見えるようになるぎょしゃ座のM36を捕まえに行きました。
調べたら、M36は、散開星団ですが、12′と比較的視直径が狭く、管理人のカメラのに収まるかと思ったのですが、そう簡単にはいきませんでした。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、撮影・スタッキングソフトASILive、
撮影場所:自宅ベランダ
ASILiveで100秒間撮影及びリアルタイムスタッキング、露出10000ms、GAIN:Middle、GIMPによる色レベル、トーンカーブ補正
①ぎょしゃ座付近2020年12月08日21:14撮影
星空はとてもきれいなのですが、星雲らしいものはなく、特に、撮影しているうちに、M36なのかM37なのかM38なのかわからなくなりました。
DSO、見つけるための武器は、目盛り環と、ファインダーと、肉眼だけ。こころもとないが、頑張ってみよう。極軸の精度をもっと上げて、目盛り環がより役立つようにしないと。
②ぎょしゃ座付近2 2020年12月7日21:28撮影
③ぎょしゃ座付近3 2020年12月7日21:54撮影
コメント
かに星雲の時と異なり、恒星が点状に写っていますね。撮影中、ずっと息を止めていたの
でしょうか?(笑) かに星雲もこれと同じ条件で撮影したら、色や濃淡が分かるのではな
いかと・・・ 露出時間を延ばしてみたり、バージョンアップしたかに星雲が見たいなぁ。
(勝手な希望)
ところで、
①12月8日21:14撮影 が最もM36に近く、
②12月7日21:28撮影 はぎょしゃ座の五角形の外です。
どの恒星を基準にしたのかが不明ですが、基準よりも東側にある目的天体ならば、
(1)基準となる恒星をファインダーの中心に捉える。
(2)基準となる恒星を撮影する。(省略可)
(3)ファインダーを見ながら、目的天体の赤緯になるよう微動で動かす。(数度の場合)
(数度以上の移動ならば、赤緯目盛環を使用する。)
(3+)赤経目盛環を使用して、目的天体よりもわずかに東側に動かす(赤経の値が減少する)。
赤経差が40mならば、+4~+8の44m~48m東へ。※赤経の4mは角度に換算すると1°。
↓これ、便利ですよ。
http://nova.astrometry.net/upload
ファイルが選択されていません。
の左の「参照…」ボタンを押し、調べたい画像ファイルを選択する。
「Upload」ボタンを押す。
待つ。(笑)
数分で緑色の「Success」が画像の右側に表示され(今まで失敗したことがない)、
上の「Go to results page」を押すと、詳細が表示されます。
まいくろさん、アドバイスありがとうございます!
あれから、8倍速で27秒間のかに星雲への到達方法を試しましたが、どんぴしゃりでした。画角のど真ん中にかに星雲が入りましたよ。たしかにあれっきりではもったいないので、いろいろ条件を変えて撮影しなおしてみたいと思います。
今回の追尾状況が良かったのは、望遠鏡の設置がしっかりしていたせいだと思います。床にマーキングした位置に三脚がばっちり合っていたせいかと。もちろん息も殺していました(笑)しかし、明日のブログには残念な追尾状況が掲載されますよ(笑)笑ってばかりはいられませんが。
さっき、目盛り環でM36を追跡した画像を、そのWebサイトで確認したら、大外れでした。なぜだろう。おうし座ベータ星を基準にしたんですが、プレアデス星団は、ファインダーにとらえられるんですよね。M36は6等級ですからファインダーで見えないはずがないのに。見えないということは、やはり基準がずれているせいだと思います。明日の夜、再度挑戦してみます。また、教えていただいた方法も試してみます。結果はブログで随時報告いたします(笑)