経緯
太陽投影板にファーストライトという言葉が当てはまるのか・・・
昨日の朝、出勤のバスを一本早めるつもりで準備していました。別に重要な仕事があるわけではありませんでした。
で、バスの時間になり、部屋を出ようとすると、朝陽が弱いながらも、部屋に差し込んできました。
これは、太陽投影板試作品4.2.1号機のテストをするチャンス!
幸いバスを早めるつもりで準備していた朝、次のバスまでには時間があります。
早速太陽投影板試作品4.2.1号機をNEWポラリス80Mに装着し、テストに入りました。
テストの結果
↓太陽投影板試作品4.2.1号機をNEWポラリス80Mに取り付けたところ(別の日の写真)
望遠鏡をベランダに出すだけの気力と体力と時間は無かったので、部屋の中で極軸をだいたい北にあわせました。
アイピースはK.20mmを使用しました。ケルナーはともかく、この太陽投影板の設計が20mmのアイピースを前提としているからです。
ドキドキしながら、フィルターをかぶせたファインダーで太陽を視野に導入しました。
その結果は、成功でした\( ‘ω’)/
まいくろさんの計算はどこまで正確なのか、驚くばかりです。
投影直径まで測る時間はなかったですが、15cm四方の投影板にちょうど良く収まっています。
雲が邪魔ですが、久しぶりの太陽投影板に映った太陽を見て感動しました。
これまた30年以上離れていたことなのですから。
太陽投影板試作品4.2.1号機のファーストライト、成功です。
黒点が見えないか目を皿のようにして見ましたが、確認できませんでした。極軸設定は完全にずれていると思うので、太陽は南北にズレます。
赤緯微動ハンドルの出番です。手で望遠鏡を動かすよりはるかに正確で快適です。
↓組み立て方が悪く、ねじれているため、遮光板をよけた太陽光が投影板に映っています。
本組み立ての時には注意しないといけませんね。
太陽投影板試作品4.2.1号機を80Mから外す時に、接眼部が外れてしまいました。
まあ、グルーガンによる仮止め中だったので、よくここまでもったと思います。
太陽投影板試作品4.2.1号機のファーストライトまではもってくれたのですから、何となくいじらしいです。
今後の進め方
今はクルーガンですべて仮止めしていますので、これらをすべて外して、本組み立てに入ります。
可動式投影板については、投影された太陽がちょうどよい大きさだったので、見送ろうと思います。
単に、そうする技術がないだけですが・・・
今週末にホームセンターに行って接着剤を買ってきて、本組み立てをします。
今のところの予定では、ゼリー状瞬間接着剤を使うつもりです。
正直なところ、完全にねじれのない太陽投影板を組み立てる自信はなく、グルーガンだからできていたところもあって、解体するのがもったいないとも思っています。
接眼部のみ取り付けなおす、という選択肢をとるかもしれません。
コメント
太陽投影用に「ケルナー」は大丈夫でしょうか?
ところで、
像の位置や大きさの計算に用いた式は、中学生の時に習った「1/a+1/b=1/f」
だけです。(他には加速度の単位「センチメートル毎秒毎秒」も習いました。歳がバレる。)
対物レンズ(焦点距離910mm)によってできる太陽の実像の大きさは直径約7.9mmで、それを
20mmの接眼レンズで投影板に再び実像を映す時、aとbの組み合わせは無数にありますが、
代表的ないくつかの値の組み合わせをエクセルで求めました。実際の接眼レンズは単レン
ズではなく、複数のレンズのため全体の「厚み」が生じる分ズレますが、大雑把な目安に
はなります。
まいくろさん、おはようございます。
おっしゃるとおり、ケルナーはまずいです。バルサム面が溶けてしまうことですよね。しかし僕は20mmのアイピースはケルナーしか持っておらず、ファーストライトではケルナーを使わざるを得ませんでした。いつもならHM12.5を使います。太陽投影板でもHM12.5で頑張ってみようかと。合わなかったら、20mmの太陽観測も大丈夫なアイピースを買いたいと思います。
僕は、その数式すら覚えていません。いや習っていないかな。センチメートル毎秒毎秒も知らないです。
エクセルの計算式まで組んでいただいていたんですね。感謝です。
実際に施工がかなり不正確だと思われ、おおざっぱな目安で大丈夫です。とても参考になります。
いつも気にかけていただき、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします