目次
環境
一昨日の夜の話。
寒かったです。天体観測は楽しいけど、寒いのがどうも・・・
でも、天体観測の楽しさが寒さに勝ります。
一発で画角に導入できた時の感動とか、とても大きいし、快感です。
狙い
いつもどおり、望遠鏡が覗きやすく、近くに明るい星があって、星が多そうなところを探しました。どのような姿かたちをしているかはお楽しみです。
この日は、
①いっかくじゅう座散開星団NGC2215
②いっかくじゅう座散開星団NGC2251
③おおいぬ座散開星団NGC2374
を狙いました。
すべて散開星団であることは調べて分かっていました。
①②の名前が紛らわしいせいで、かなり混乱しました。
撮影結果
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:GIMP(色レベル補正で炙り出し)
撮影場所:自宅ベランダ
以下の画像はすべて、露出30秒間、総スタック時間600秒です。
①いっかくじゅう座散開星団NGC2215 2021年2月8日撮影
散開星団は撮影をしやすいし、その上、美しい。これなんかは典型例です。星の集まり具合といい完璧です。
⓶いっかくじゅう座散開星団NGC2251 2021年2月8日撮影
画角導入の際に見落としそうになりました。中央のこじんまりとした星の集まりがNGC2251です。
これも奇麗ですね。
狭い範囲にぎゅっと凝縮されている散開星団も好きです。
↓例のサイトで調べても、やはり狭い範囲に凝縮されています。
③おおいぬ座散開星団NGC2374 2021年2月8日撮影
これも、一見大きく広がっている散開星団に見えて、実はギュッと凝縮されています。周りの星の集まりがなければ、画角導入は難しかったでしょう。
中央少し下のがNGC2374です。これ、本体をもっと拡大できれば、違う世界が開けるのかもしれません。
画角全体、明るい星から、細かい星までちりばめられていて、とても奇麗です。
↓確かに、星が集まっているところは、この狭い範囲なんですけどね。
まとめ
なんだか、撮影しだすとやめられなくなってしまいます。
600秒の総スタック時間で十分な写真になるので、一晩で3枚も撮影できるというのもあります。
これからも、撮影しやすい星を撮影して、その奇麗さに気づくというパターンを続けると思います。
例のサイトと、モータードライブが長く続くことを祈りつつ・・・
しし座M96とSharpCap
実は昨夜は、この前の日にチャレンジして失敗したM96にリベンジしていました。
スタックされない問題です。
原因はAlignmentが出来ない、と、SharpCapには言われます。
要するに星の数が少ないのだと思います。
ネットで調べる限り10から20の星が、安定的なAlignmentには必要だとあります。
使用する星の数を減らす設定があるようなので、減らしてみるのですが、10個以下には減らせない設定になっているようです。
GAINを高めにして暗い星がなるべく写るようにしたりしましたが、効果なしです。
M96は、管理人のスキルでは撮影出来ないのかもしれません。泣ける・・・
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