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本当にこれが美しいだろうか
管理人は、最近ちょっと調子に乗っている気がします。DSOの世界で楽しめるようになってきて・・・それはそれでよいと思うのですが、問題は撮影後の画像編集です。
例えばM37。撮影に成功した勢いで、思いっきり盛った画像を掲載しました。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、撮影・スタッキングソフトASILive
撮影場所:自宅ベランダ
ASILiveで300秒間撮影及びリアルタイムスタッキング、露出30000ms(M37は10000ms)、GAIN:Middle、GIMPによる色レベル、トーンカーブ、露出補正
①盛った画像
②何の手も加えていない画像
素材を生かした美しい星に
上の①と②、どちらが美しいでしょうか。初めてM37を捉えた時に見たのが上の②です。編集が下手なせいもあるのですが、②が美しい気がしてきました。星がちりばめられている様子がよくわかります。
一方①は、何が何だかよくわからない画像になりました。
何事もやりすぎは良くないのです。
素材をちゃんと生かして編集しなければなりません。
再編集してみよう
そこで今一度編集しなおしてみました。なるべく素材の良さが伝わる美しい画像に。
編集は楽しいです。
しかし、正直さと楽しさのバランスが大切だと思います。
M37
GIMPで、露出を若干加えて、トーンカーブを補正して少しメリハリを付けました。
これくらいの盛り方の方が、奇麗です。
ちょっとこれから、画像編集については考え方を変えようと思います。もっとも、画像編集初心者ですが。
かに星雲
かに星雲も、少し盛りすぎた感があります。観測できた喜びに背中を押されすぎてしまいました。
①盛った画像
まあ、これくらいはいいかと思いがちですが、
②撮影に成功した時の画像
①と②どちらが美しいでしょうか。
これは選択が難しいです。②では何の画像なのか分かりません。
こういう時は、ほどほどに編集を楽しみます。
③ほどほどの編集後の画像
もともと個性的な形の星雲で、管理人の技術と望遠鏡のスペックなどでそこまではいたどりつけません。
そこで、編集もそこまで詰めることなく、つつましやかにします。
これくらいでどうでしょうか。
GIMPで露出、色レベル、トーンカーブをほどほどに修正しました。
かに星雲が薄すぎますかね。鑑賞用にはこれくらいの編集もありかと思います。
まとめ
天体観測というからには、みたままを記録することも必要だと思います。でも、それでは面白みが減りますので、画像編集はするべきだと思います。
先ほども書きましたが、正直さと楽しさと正直さとのバランスをとって。
特に、もともとどんなだったかかわからない編集はいけないなあと思った次第です。M37のように。
しかし、一方で管理人は編集が大好きです。今、修行中の身です。
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