火星がうお座で衝となります
2020年10月15日、火星がうお座で衝となります。
火星は現在、地球に最接近中なのに、衝になったというのも何か妙な話ですが、とにかく衝らしいです。
まあ、さらに観測しやすい時期となったということです。
衝とは
衝の位置とは、地球から見て外惑星が太陽と反対側に来るときです。まさしく地球に接近しています。
火星の軌道はかなり離心率の大きい楕円なので、接近するときの軌道上の位置によって地球-火星間の距離は大きく変化し、最接近・小接近などと呼ばれます。これが、今回の最接近です。
最接近の上に、さらに観測しやすい時期です
火星が太陽と衝の関係にあるとき、火星はほぼ一晩中観測できるようになります。
真夜中ごろに南中し、ほぼ一晩中見えるわけですから、観望の好機到来です。
しかも、火星は-2.6等と、光り輝いています。
年内はマイナス等級で光り輝くらしいし、去っていく様を記録していけたら面白いですね。
一晩中、観測したい
何も考えずに、一晩中、観測や撮影をしてみたいですね。
因みに、10月15日は木曜日ですね。土曜日とか金曜日なら、浮世のことを考えずに、ぼーっと観測していられるのに。
ただし、衝の日を一日でもずれると観測しにくくなるというわけではありません。金曜日の夜に観測しても十分です。
眼で見て、天体望遠鏡で見て、可能なら撮影して、準大接近時の衝の記念にしましょう。
寒くなってきたので、防寒対策も忘れずに!
コメント