久しぶりに月の撮影に臨んだところ・・
昨日、久しぶりに月がベランダからの視界に入ったので、撮影を実行しました。
これまでの経緯から、月の撮影はあまり上達しておりません。
まずは、普通に動画撮影して、スタッキングしてみました。そうしたら・・
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6
なんですか、これは!
天王星かと間違いそうなのっぺりした月になってしまいました。
まあ、クレーターの面影は見えなくもないですが。Wavele処理も、不自然さが出るまで処理しないと模様が出てきませんでした。
Duration=59.956s(撮影時間)、Frames captured=7360、ROI=640×480、FPS (avg.)=122、Shutter=1.000ms、Gain=257 (42%)、Gamma=50 (off)、
Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3901。Histogramm=95%
月は、Surfaceなのか、Planetなのか
そこで考えました。管理人は、これまで、AutoStakkert3(下図)で処理する場合、赤丸部分は常に「Planet」でスタッキングしてきました。
でも、月面を撮影するとしたら、月面は平面ですから、「Surface」なのではないかと思い、設定を「Surface」に変えてスタッキングし直しました。そうしたら・・・
↑これなら、ピントは甘いですが、月面らしい画像です。
注)関係あるかどうかわかりませんが、極軸の設定が甘く、1分間の撮影中に、月がROI中を北に少しずつ移動していました。
結論としては、月面動画のスタッキング設定は「Surface」
結果として、Wavele処理したら、そこそこの月面写真になりました。↓
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.12
ということは、月面をべたっと撮影する場合は、AutoStakkert3.1の設定は「Surface」に、全景を撮影する場合は「Planet」に設定しておくことが良いと思われます。
月が、撮影対象範囲全体を覆っている場合は、特に「Surface」だと思われます。
木星も撮影しました
木星も見えていたので、撮影をしました。成果がありました。
大赤斑を捉えることができました。下調べてしていなかったのにラッキーでした。
ガリレオ衛星の影もぽちっと写ってるんですよ。
ほどなくして、空は曇っていき、土星も、火星も観測することはできませんでした。
しばらく、天候に恵まれない模様です。
コメント