経緯
FireCaptureで木星を撮ると、縞模様以外の部分は白くなります。
最初にホワイトバランスをしっかりとればよいのかもしれませんが、うまくいかなくて・・・
SharpCapで撮影すれば自然な感じになるんですが、FireCaptureには便利機能が多くて、なかなか手放せません。
で、結論は、撮影後に画像編集で色を付ければ良いじゃないか、というものです。
これまた、下手なんですが、こういう色の木星があっても良いと思い、楽しんで画像編集しました。
極軸設定と自動追尾の状況
極軸設定は、赤経軸を真北に向けるだけの簡易設定です。北極星が見える場所からは惑星がとても観測しにくいのです。
アクロバット的姿勢で観測・撮影をしなければならなくなります。
そこで簡易的設定に頼ることになります。
自動追尾は、×2バローレンズを付けて(焦点距離は1428mmになります)も、あまり星が動くことがなく、最近の簡易的設定ではよくできた方です。
撮影と撮像の結果
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6SP
撮影・スタック:FireCapture2.6による撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPによる露出・カラーバランス・色温度調整
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年9月12日月曜日
木星①
露出過多気味で、GIMPで露出を調整してから色付けをしました、カラーバランスを調整してみました。
目指すはオレンジ色のような感じなんですが、全く異なるものが出来上がりました。
木星②
これもGIMPによる露出の調整からスタート。その後、色温度を調整しました。
オレンジ色ではありませんが、木星には一番近いかも?
いや、似て非なる惑星になりました(^-^;
こんな色付けもたまには良いでしょう。
まとめ
FireCaptureをもっとうまくできるようにならなければ、と感じた撮影でした。
と言いたいところですが、過去にもあったんですよね。
だからホワイトバランスをサボっていました。
次回の撮影からは、ホワイトバランスをしっかりとりたいと思います。
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