経緯
WinJUPOSで惑星の位相を特定させるために、先般の記事で、土星のような複雑な形をしている惑星は、アウトラインと呼ばれるネットのようなものでフィットさせて位相確定することができないのではないかと書きました。
ありがたいことに訪問者さまから、位相を確定できないのは、撮影日時が入力されていないからだとのアドバイスをいただきました。
確かに、木星はオートでアウトラインをフィットさせることができますので、特に撮影日時の入力の必要が無かったのですね。
本来は、撮影日時を入力して、木星の位相を決定してフィットさせるべきだったのです。
複雑な形の土星はそうはいきません。撮影日時と位置を入力して、その時点の位相を決定させないといけないとのアドバイスでした。とても助かりました。
土星のデコンボリューションに再チャレンジ
それで良いのか分かりませんが、あとは目測で土星画像とアウトラインを合わせ(上図参照。オートは使えない)、以下のように複数の土星のファイルをコンパイルします。ここでは4つのファイルを使いました。
使用した4つのファイル
コンパイル画像
以下のような結果となりました。なんだかマイルドな感じに見えます。
ビフォーアフター
デコンボリューション前の画像と比較してみましょう。
本体模様のギザギザざらざら感がなくなり、すっきりし、なおかつ模様は残っているという、すごいですね。
まとめ
危うく時代遅れに輪をかけるところだった、WinJUPOSの発見。
こういう世界は進展も早いので、天文ガイドと星ナビはしっかりとすみずみまで読んでおくようにしようと思います。
金星や火星も撮影時間によって位相を確定するので、かなり苦労しそうです。
アウトラインはどんな形になるのか、金星をベランダから見られるようになったら確かめられます。楽しみです。
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