目次
撮影に至る経緯
訳あって、自宅にいる時間が多く、太陽の観測を継続して行えています。
次はGWまで無いようですが。
太陽の自転周期は、地球の自転を考慮して約27日。
大黒点が4月20日に現れてから4月25日までの6日間、切れ切れではありますが継続して観測でき、黒点が移動する様子も捉えることが出来ました。
こんなに一生懸命太陽観測をするのは30年ぶりくらいではないかと思います。
今回は4月20日から、4月25日までの黒点の状況を記事にします。
4月20日から4月22日が既出、4月25日は、新たに撮影したものです。
[撮影、画像処理に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社NEWポラリス赤道儀
鏡筒:ビクセン社80M(D=80mm、f=910mm、F値11.4、アクロマートオールコート)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI120MC-S
自動追尾:ビクセン社MD-5
撮影及びスタック:FireCapture2.6、SharpCap4.0、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:広範囲画像は×0.5レデューサー使用。その他は主焦点撮影。
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年4月20日水曜日、22日金曜日、25日月曜日
黒点の撮影結果と推移
まずは広範囲画像で、黒点群の移動の状況を追います。
こういう時、ちゃんと北を上にして撮影しないと苦労しますね(^-^;
2022年4月25日12:13 広範囲画像
黒点群に大きな変化は見られません。まだ活発な活動をしているように見えます。
黒点の動き
観測できた3日間の黒点群の動きです。当たり前ですが、右から左に移動します。
撮影サイズが揃っていませんが、ご容赦ください。
黒点群の変化
今回の黒点群は、4月20日から4月25日の間にどのように変化したでしょうか。
何となく、活発さが低くなっているような・・・
4月20日13:41
四個の立派な黒点の周りを微小黒点が取り巻いています。活発な活動に見えます。
4月22日12:04
4月20日と同様に、活発な活動に見えます。自転によって(だと思う)新しい黒点が見えてきました。
4月25日11:27
ピントも甘いかもしれませんが、微細黒点が減った気がします。
気が早いかもしれませんが、活動が停滞してきたかもしれません。
しかし、新たに微細黒点も発生しており、何とも言えません。
黒点群の移動
角度やら画像の形やらがばらばらで、見ずらいですね。
黒点は粛々と動いていきます。
まとめ
こんな黒点群がある間に、自宅にいることが出来て、とてもラッキーでした。
黒点群も、今までの人生で、最上位を争う規模です。
そろそろ、太陽の裏側に隠れ始めるでしょう。
GW初日くらいは、何とか観測できるでしょうか。天気が少し微妙なようです。
しかし、観測できることを信じてGWを楽しみにしたいと思います。
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