目次
概略
下記記事の経緯で購入した、フラットナー・レデューサー。
恒星を使ってファーストライトを行いましたが、問題ないレベルでした。
ファーストライトが2回というのもおかしいですが、銀河や星雲で見え方を調べてみたかったので、おなじみのM51で確かめることにしました。
結果としては、まあこんなものなのかなという感じでした。感動的とまではいきませんでしたが、画角中央に当たる光はなくなりました。
これが一番の収穫かもしれません。
撮影と撮像への経緯と結果
恒星のピント合わせ
バーティノフマスクを使ってピント合わせ。
ピントはしっかりと合います。
極軸設定と自動追尾の状況
シャープキャップの極軸設定支援機能を用いました。設定誤差は30″未満でexcellent。
自動追尾の状況は、3時間の自動追尾で、若干のずれが出ましたが、許容範囲でした。
基準恒星と目標天体の導入
M51には、おおぐま座のアルカイド(赤経13h47m、赤緯+49°18′)がベストの基準恒星です。三度のトライで目標天体M51(赤経13h29m、赤緯+47°11′)を画角に捉えました。
撮影の結果と撮像に至る経緯と結果
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDレンズ鏡筒、×0.8レデューサー・フラットナー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)により、GAIN300、30秒間のfitsフレーム360枚を撮影し(計3時間)、そのうち347枚(計2時間53分)を、Sirilでコンポジット、フラット・ダーク・バイアス補正
画像処理:ASIFitsViewのストレッチ
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年4月8日
撮影の結果
ASIFitsViewによるストレッチ
Sirilによるメタ情報の取得ができず、ASIFitsViewのストレッチに頼りました。確かに画像はフラットで周辺減光orケラレもほぼ見られません。
切り抜き拡大
まずまず安定の出来です。これにて完成とします。
まとめ
SV193フラットナー・レデューサーの能力は良好であることがわかりました。周辺減光はほぼ見られません。
中央に光も当たっていません。
継続して使用していきたいと思います。
コメント